世界の【美しい猫】ランキング。あなたが選ぶのはどの種類?

運動能力に優れ、美しい肢体をしなやかに躍らせる。
スタイル、毛並み共に完成された姿は、まさに息を飲むほど。
今回は、パーフェクトな容姿をもつ「美しい猫」たちを世界中から集め、ランキング形式で紹介しましょう。
あなたはどの種類を選びますか?
世界の【美しい猫】ランキング
狩猟動物らしく獲物を求めて疾駆する美しい姿を体現する猫たち。
また古来から続く伝説的な美しさを今に伝える猫たち。
その完成された姿をあらためて眺めてみませんか?
「可愛い系」とは一線を画す、猫本来の美しさを再認識することでしょう。
- ロシアンブルー:ロシア貴族に愛された比類なきブルーコート
- エジプシャンマウ:古代エジプト王に愛されたクレオパトラライン
- シンガプーラ:永遠の子猫はシンガポールの至宝
- サバンナキャット:ワイルドさと上品さを合わせ持つ小型サーバルキャット
- ベンガル:美しいスポットとマーブル模様は小型レパードキャット
- チャウシー:野性味あふれるルックスはジャングルキャットの末裔
- ボンベイ:しなやかに光る漆黒のボディはまるで小型の黒ヒョウ
- アビシニアン:凛々しく知的な高貴さを誇るアジアンビューティー
- ソマリ:ロングコートが美しいアビシニアンの長毛版
- シャム:流麗なフォルムと甘えん坊な性格が絶妙にマッチ
- オリエンタル・ショートヘア:シャムの流れをくむスレンダー美人
- バリニーズ:シャムの長毛版はバリのダンサーを思わせる
あなたが選ぶのはどの種類?
それでは眺めてみましょう。
そのプロフィール(容姿の特徴、性格など)もいっしょにまとめていますよ。
あなたの猫選びの参考にしてみてくださいね。
第1位 ロシアンブルー:ロシア貴族に愛された比類なきブルーコート
- 出身:ロシア(自然発生・ロシア皇帝やヴィクトリア女王の寵愛を受けた伝説も)
- 体型:フォーリン(スリム)
- 体重:3~5kg
- 毛質:短毛・密なシルバーのダブルコートはシルキーでティッキングが入る。
- 特徴:エメラルドの瞳とブルーコートが圧倒的な美しさ。
- 性格:ロシアンスマイルと呼ばれる柔和な表情そのままの穏やかさ。
※ティッキング:1本の毛が帯状に色分けされたもの
第2位 エジプシャンマウ:古代エジプト王に愛されたクレオパトラライン
- 出身:エジプト(自然発生・古代エジプト時代から飼われていた)
- 体型:セミフォーリン(ややスリム)
- 体重:3~5kg
- 毛質:短毛×光沢があり自然なスポット(斑点模様)が美しい
- 特徴:額のスカラベ模様と目じりのクレオパトララインが高貴さを感じさせる。
- 性格:飼い主に愛情を注ぐがデリケートな一面もある。ストレスになることは避けたい。
第3位 シンガプーラ:永遠の子猫はシンガポールの至宝
- 出身:シンガポール(自然発生・生きた国宝として認定)
- 体型:セミコビー(ややガッチリ)
- 体重:2~3.5kg
- 毛質:短毛×ティッキングの入った被毛は動くたびに美しく躍動
- 特徴:最小クラスの大きさであるがガッチリ。マスカララインが大きな目を引き立たせる。
- 性格:好奇心旺盛で小さい体を活かして子猫のように動き回る。
第4位 サバンナキャット:ワイルドさと上品さを合わせ持つ小型サーバルキャット
- 出身:アメリカ(サーバルキャットの改良種)
- 体型:セミフォーリン(ややスリム)
- 体重:4~8kg
- 毛質:短毛×ワイルドで粗め
- 特徴:背が高く四肢が長いロングトールでありながらしっかりした筋肉質。
- 性格:散歩を好み、水遊びもできるほどの活動派。
第5位 ベンガル:美しいロゼット模様は小型レパードキャット
- 出身:アメリカ(レパードキャットの改良種)
- 体型:ロング・サブスタンシャル(大柄でガッチリ)
- 体重:3.5~7kg
- 毛質:短毛×密で意外なほどなめらかでやわらかい
- 特徴:レパードキャットの特徴そのままのロゼット。
- 性格:ワイルドな容姿とミスマッチなほど忠実でペット向き。
※ロゼット:ヒョウ柄のように内側と外側で色の異なる斑点模様のこと
第6位 チャウシー:野性味あふれるルックスはジャングルキャットの末裔
- 出身:アメリカ(ジャングルキャットとアビシニアンの改良種)
- 体型:ロング・サブスタンシャル(大柄でガッチリ)
- 体重:3.5~6.5kg
- 毛質:短毛×密なダブルコートはやや硬めでティッキングが入る
- 特徴:ジャングルキャット譲りの身体能力をもつ。
- 性格:活発であるが温厚で甘えん坊な一面もある。
第7位 ボンベイ:しなやかに光る漆黒のボディはまるで小型の黒ヒョウ
- 出身:アメリカ(バーニーズとアメショーの改良種)
- 体型:セミコビー(ややガッチリ)
- 体重:3.5~5.5kg
- 毛質:短毛×ブラックサテンの手触り
- 特徴:つややかに輝くコートとカッパーの瞳が黒ヒョウを思わせる。
- 性格:落ち着いた性格であるが、社交的でとても家族思い。
ここでちょっと一休み。
猫の「体型」の違いについてお話しておきましょう。
さまざまな猫種を見て、猫の血統を理解するには、とても重要な要素になりますよ。
猫の体型(スタイル)には呼び方がある
猫の体型には以下のようなタイプがあります。
ガッチリ系やスリム系など猫の「体型(スタイル)」にもいろいろな種類があります。
それぞれ決まった呼び方があるので、まとめておきましょう。
- オリエンタル(かなりスリム):顔は小さくて三角形。胴、四肢、尻尾がともに長いスタイル。
- フォーリン(スリム):オリエンタルよりやや丸みを帯びたスタイル。
- セミフォーリン(ややスリム):フォーリンよりさらに骨格と肉付きがよい。中肉中背のスタイル。
- セミコビー(ややガッチリ):コビーほど詰まっておらず胴や四肢がやや長めのスタイル。
- コビー(ガッチリ):全身がガッチリとして骨格が太くて短めのスタイル。尻尾も短め。
- ロング・サブスタンシャル(大柄でガッチリ):肩幅・腰幅が広く胸板も厚い。力強いスタイル。
また体型によって「食事」に差が生じます。
家に迎えるにはとても重要な要素ですね。
「フォーリン」や「オリエンタル」タイプでは、その「スリム」な体型を維持するためにも「過食」は禁物。
一方、「コビー」や「ロング・サブスタンシャル」タイプでは、その「筋肉質」でパワフルな活動を支えるために、高カロリー・高タンパクの食事が必要なんです。
飼う上での参考にしてくださいね。
それでは続けましょう。
第8位 アビシニアン:凛々しく知的な高貴さを誇るアジアンビューティー
- 出身:エチオピア(自然発生・古代エジプト時代から飼われていた)
- 体型:フォーリン(スリム)
- 体重:3~5kg
- 毛質:短毛×上質なダブルコート(ティックドタビー)が動くたびに輝く
- 特徴:楔形の精悍な顔と大きな耳。鈴の音を思わせる鳴き声。
- 性格:好奇心旺盛だ活発だがやや神経質。多頭飼いは不向き。
第9位 ソマリ:ロングコートが美しいアビシニアンの長毛版
- 出身:カナダ(アビシニアンの突然変異種)
- 体型:フォーリン(スリム)
- 体重:3~5kg
- 毛質:長毛×セミロングのダブルコートはとてもなめらかでティッキングが入る
- 特徴:一見してキツネのような長い尾が魅力の1つ。
- 性格:知的でやさしく好奇心も旺盛。
第10位 シャム:流麗なフォルムと甘えん坊な性格が絶妙にマッチするタイの至宝
- 出身:タイ(自然発生・門外不出であったことも)
- 体型:オリエンタル(かなりスリム)
- 体重:3~4kg
- 毛質:短毛×密で光沢があるシルクのような手触り
- 特徴:ポインテッドカラーとサファイアの瞳は必然の組み合わせ。
- 性格:芸術的な容姿と甘えん坊でおしゃべり好きな取り合わせが面白い。
第11位 オリエンタル・ショートヘア:シャムの流れをくむスレンダー美人
- 出身:イギリス(シャムの改良種)
- 体型:オリエンタル(かなりスリム)
- 体重:3~4kg
- 毛質:短毛×密でシルクのような手触り
- 特徴:背が高くスラリと伸びた手足は8頭身モデル。
- 性格:明るくて甘えん坊。寂しがりやなので十分にかまってあげたい。
第12位 バリニーズ:シャムの長毛版はバリのダンサーを思わせる
- 出身:アメリカ(シャムの改良種)
- 体型:オリエンタル(かなりスリム)
- 体重:3~4kg
- 毛質:長毛×セミロングの被毛はシルキーな手触り
- 特徴:ロングヘアとゴージャスな尻尾がドレスを着たようなシルエット。
- 性格:活発で家族が大好き。十分にかまってあげたい。
いかがでしたか?
美しいと言っても、貴族系、ワイルド系、そしてモデル系。
いろいろなタイプの子がいましたね。
本稿があなたの猫選びの参考になれば幸いです。