ベタ飼育初心者は瓶でも大丈夫?エサや水温などについてもっと知りたい。

ベタって瓶でも飼えるって聞くけどなぜ?
水槽やヒーターなしでも大丈夫なの?
個性的で華やかな姿と飼育の手軽さからハマる人も多いようですね。
今回は、ベタの種類や飼育初心者が気になるエサや水温のことなど詳しくお話ししましょう。
ベタ飼育初心者は瓶でも大丈夫?
ベタは、個性的で華やかな姿、そしてゆらゆらとした優雅な泳ぎから人気の熱帯魚ですね。
アナバスの仲間で、原産地はタイやカンボジア。
ジャングルや川、池、沼に生息しています。
全長は7~8cmで中ぐらいの大きさですね。
でもなぜ、瓶でも飼えるんでしょうか?
その秘密はラビリンス(迷宮器官)と呼ばれる補助呼吸器官にありました。
ここがベタの大きな特徴なんです。
このラビリンスを持つことで、水中の酸素が不足すると水面から直接口で空気を吸うことが可能。
そのため小さな水槽や瓶でも、エアレーションなしでも飼うことができるんです。
同じ「ラビリンス・フィッシュ」の種類には「グラミー」も含まれますよ。
また次に特徴的なのはその性格。
和名はなんと「闘魚」。
名前の通り、オス同士を闘わせる遊びのために飼われていた歴史があります。
一方、品種改良のプロセスで美しいヒレをもつ個体ができ、美しさを追求してさらに改良が重ねられました。
だから優雅な見た目からは想像できない気性の荒さもあわせ持っているんです。
エサや水温など飼い方についてもっと知りたい!
ラビリンスという補助呼吸器官があるため、確かに瓶でも飼育可能です。
ペットショップでも瓶に入ったまま売っているのを見かけますね。
でも水質保持はとても大切です。
小さな水槽でも構わないので移してフィルターを付けてあげたほうがいいですね。
また水温計も必要です。
水温は22~27℃で、水質は弱酸性~中性を好みます。
これらもしっかり管理してあげましょう。
またオスの場合、激しく争うので単独飼いかメスとのペアで飼うのが基本とされています。
ペア飼いで繁殖させることも可能なので、ヒーターのほか、水草も入れてあげましょう。
また小さな水槽でも可能ですが、華美なヒレを傷つけないためにはやはり大きめの水槽が無難ですね。
ベタのエサやりについては多少工夫が必要です。
でも決して難しいことではありませんよ。
ベタは水面に浮いたエサを食べるという特徴があります。
また食べるまで少し時間がかかります。
だから1つあげたら3~5秒程度待ってから次のものをあげるのがいいでしょう。
大きさは粒状で小さめのものが無難です。
雑食とも言われますが肉食傾向の方が強いので、オールマイティのタイプではなく、なるべくベタ専用のものがいいですね。
では次にベタの種類についてお話ししましょう。
ベタの種類を知りたい!
ベタは大きく分けてトラディショナルベタ(※上の画像参照)とショーベタに分けられます。
トラディショナルベタは、原種(ベタ・スプレンデンス)を品種改良したものですね。
赤や白、ブルー、マーブルなどが一般的で、他の色が混ざらないピュアな色彩のものがよいとされています。
一方、ショーベタは、ショーに出展するために、特に繁殖されているものです。
ヒレを開いたときの大きさや色の華やかさがポイントです。
また尾ヒレが大きく分かれたダブルテールという改良種もあります。
トラディショナルよりも全体に少し大きめなのも特徴ですね。
それでは画像で見てみましょう。
原種に近く尾ヒレが小さいプラガット
尾ヒレの開きが180°までのスーパーデルタ
尾ヒレの開きが180°以上のハーフムーン
尾ヒレが大きく分かれたダブルテール
ダブルテールの発展形はフルムーン
ギザギザのレイが特徴的なクラウンテール
いかがでしたか?
個性的で華やかな一方、飼育はいたってシンプルなベタ。
初心者でも飼えますが、上級者も飽きさせない種類の豊富さが魅力です。
ベタから熱帯魚にハマり、美しさを長く追及する人が多いのもうなずけますね。