大型魚の種類と飼育上の注意点。混泳できるのはどのタイプ?

大型魚の種類と飼育上の注意点。混泳できるのはどのタイプ?

大型魚をいつか飼育してみたい。

熱帯魚ファンなら誰もが思うことでしょう。

まさに王様とも呼べる「アロワナ」。

古代魚としての風格やユニークさが抜群の「プロトプテルス」や「ポリプテルス」。

その存在感には圧倒されますね。

今回は、大型魚の種類と飼育上の注意点、そして混泳についてもお話しましょう。


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大型魚の種類一覧

大型魚の種類一覧

熱帯魚と言えば、グッピーやテトラ、コリドラスなどの可愛らしい姿を思い浮かべる方が多いのでは?

しかし、世界には体長100cmを超え、見るものを圧倒する種類も存在しています。

なかには大昔から姿を変えていない「生きる化石」「幻の魚」とも呼べる「古代魚」も。

それでは、優雅で美しい、そしてユニークでロマンあふれる大型魚の世界をのぞいてみましょう。

今回登場するのは、以下の魚たちです。

【アロワナの仲間】

  • シルバー・アロワナ:100cm
  • アルビノ・シルバーアロワナ:100cm
  • ブラック・アロワナ:70cm以上
  • ノーザン・バラムンディ:60cm以上
  • アジア・アロワナ(レッド・ゴールド・ブルー系):60cm以上
【プロトプテルスの仲間】

  • プロトプテルス・ドロイ:80cm
  • プロトプテルス・エチオピクス:100cm以上
  • プロトプテルス・アネクテンス:70cm
【ポリプテルスの仲間】

  • ポリプテルス・オルナティピンニス:60cm
  • ポリプテルス・エンドケリー:60cm
  • ポリプテルス・ビキール・ビキール:80cm
【その他の仲間】

  • ロイヤル・ナイフ:60cm
  • ダトニオ:60cm
  • ニューギニア・ダトニオ:50cm
  • ナイル・パーチ:80cm

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飼育上の注意点(混泳)は?

飼育上の注意点

それぞれの魚の特徴や飼育の注意点(混泳)について見ていきましょう。

種類ごとにまとめて紹介しますよ。

では、まずはアロワナの仲間から。

アロワナ:圧倒的な人気を誇る熱帯魚の王様

シルバー・アロワナ

シルバー・アロワナ

  • 分布:ブラジル、ギニア
  • 全長:100cm以上
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:アロワナの代表魚。比較的安価。アルビノ種は高価。
  • 飼育:大型の設備があればやさしいが、成長スピードが速い。縄張り意識が強く単独飼いが基本。
ブラック・アロワナ

ブラック・アロワナ

  • 分布:ネグロ川
  • 全長:70cm以上
  • 水質・水温:弱酸性・25~27℃
  • 特徴:画像は幼魚。成魚ではブルーシルバーに変化していく。
  • 飼育:飼育はやや難しい。シルバーよりは比較的おとなしいが、単独飼いが無難。
ノーザン・バラムンディ

ノーザン・バラムンディ

  • 分布:オーストラリア、パプアニューギニア。
  • 全長:60cm以上
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:体の柔軟性に乏しい。
  • 飼育:飼育はやさしいが、体の柔軟性に乏しいため、奥行きのある水槽が必要。気性が荒く、単独飼いが基本。
アジア・アロワナ(レッド系:ウルトラ)

レッド系:ウルトラ

  • 分布:インドネシア
  • 全長:60cm以上
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:養殖が盛んに行われ、ブランド化している。レッド、ゴールド、ブルー系の体色が存在。
  • 飼育:ミルワームやコオロギ、ザリガニ、エビなどバランスよく与える。縄張り意識が強く単独飼いが基本。
アジア・アロワナ(ゴールド系:過背金龍)

ゴールド系:過背金龍

アジア・アロワナ(ブルー系:過背金龍)

ブルー系:過背金龍

プロトプテルス:水面に顔を出して呼吸する「肺魚」の仲間

プロトプテルス・ドロイ

プロトプテルス・ドロイ

  • 分布:ザイール
  • 全長:80cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:肺魚(肺呼吸する魚)ではポピュラーな種。
  • 飼育:肺呼吸できるように水面上の空間が必要。気性が荒く、単独飼いが基本。
プロトプテルス・エチオピクス

プロトプテルス・エチオピクス

  • 分布:スーダン、ザイール
  • 全長:100cm以上
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:肺魚の仲間ではもっとも大型(2mとも)になる。丈夫でエサ食いがよい。
  • 飼育:肺呼吸できるように水面上の空間が必要。気性が荒く、単独飼いが基本。
プロトプテルス・アネクテンス

プロトプテルス・アネクテンス

  • 分布:アフリカ広域
  • 全長:70cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:丈夫で長生きする。エサ食いがよい。
  • 飼育:比較的小さめ。肺魚の入門種。気性が荒く、単独飼いが基本。

ポリプテルス:太古の恐竜を思わせるスタイルとカラー

ポリプテルス・オルナティピンニス

オルナティピンニス

  • 分布:ザイール、タンザニア
  • 全長:60cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:イエローとブラックの発色が美しく鮮やかな体色。
  • 飼育:ポリプテルスの入門種。人工飼料も食べる。性格は温厚。口に入る大きさの魚や底面を泳ぐ魚、当魚をいじめる魚でなければ混泳は可能。
ポリプテルス・エンドケリー

ポリプテルス・エンドケリー

  • 分布
  • 全長:60cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:下あごの突出が特徴的。体色は環境によって変化していく。
  • 飼育:人工飼料も食べる。性格は温厚。口に入る大きさの魚や底面を泳ぐ魚、当魚をいじめる魚でなければ混泳は可能。
ポリプテルス・ビキール・ビキール

  • 分布:ザイール、タンザニア
  • 全長:60cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:ポリプテルスでは最大種。
  • 飼育:性格は温厚。口に入る大きさの魚や底面を泳ぐ魚、逆に当魚をいじめる魚でなければ混泳は可能。

ポリプテルスの仲間には、30~40cmほどの比較的小型の種類もいますよ。

小型の古代魚で比較的飼いやすいタイプについては、以下の稿を参考にしてみてくださいね。

その他の仲間:存在感十分の個性派ぞろい

ロイヤル・ナイフ

ロイヤル・ナイフ

  • 分布:メコン川
  • 全長:60cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:以前は幻と言われるほど希少であった。
  • 飼育:大型魚の入門種。中~下層を泳ぐため、上層を泳ぐ同程度の大きさの魚なら混泳も可能。性質はおとなしいが力が強いので、バランスの見極めが大切。
ダトニオ

ダトニオ

  • 分布:アイ、ラオス、カンボジア
  • 全長:60cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:イエローとブラックのバンド模様が美しい。別名タイガーフィッシュ。
  • 飼育:基本的に温厚。混泳魚としても人気。体型が異なった種類で口に入らない大きさの魚が望ましい。
ニューギニア・ダトニオ

ニューギニア・ダトニオ

  • 分布:ニューギニア
  • 全長:50cm
  • 水質・水温:中性・25~27℃
  • 特徴:ブラックの地にイエローのバンドが入る(逆パターン)配色。別名ニューギニアタイガー。
  • 飼育:少々神経質で、水槽に馴染むまでやや時間がかかる。単独飼いが無難。
ナイル・パーチ

ナイル・パーチ

  • 分布:アフリカ東部
  • 全長:80cm
  • 水質・水温:中性~弱アルカリ性・25~27℃
  • 特徴:アフリカを代表する大型魚。とても丈夫。
  • 飼育:大食でかなりのエサ量が必要。成長スピードが速い。混泳には余裕をもった水槽が必要。単独飼いが無難。

いかがでしたか?

どれも魅力的な魚たちでしたね。

これら大型魚は、体力があり、丈夫で飼いやすい種類とも言えます。

しかし120cm、もしくはそれ以上の大型水槽で飼うのが理想。

高性能ろ過装置など十分な環境を整え、長く付き合えることが飼育の条件です。

また肉食魚であるため、生き餌をコンスタントに準備する必要もあります。

幼魚のうちは比較的安価で売られている種類もいます。

しかし安易に迎えるのは絶対にやめましょう。

本稿が、あなたの大型魚選びの参考になれば幸いです。


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