サボテンの種類一覧。名前がわからない珍しい品種もここにあるかも?

サボテンは多肉植物の一種。
トレードマークの棘が生える棘座(しざ)のあることがサボテン科の植物の共通点です。
愛嬌満点で何かを語りかけてくるような魅力的なサボテンたち。
どこかで見かけたけど名前がわからない。
そんな珍しい品種もここで見つかるかもしれませんよ。
今回は、多種多様な品種を一覧で紹介しましょう!
サボテンの種類一覧
一般に「サボテン」とひとくくりにされる「サボテン科」の植物。
意外と知られていませんが、原産地はアメリカ大陸のみ。
また進化を重ねてきたサボテンには多くの品種がありますよ。
今回登場する種類を一覧でまとめてみましょう。
姿形の特徴をよく表した秀逸なネーミングにも注目してくださいね。
- エスポストア属(ペルー):幻楽
- エキノフォスロカクタス属(メキシコ):多稜玉
- エキノカクタス属(メキシコ):金鯱
- ノトカクタス属(ブラジル):紅小町
- テロカクタス属(アメリカ・メキシコ):太白丸
- テフロカクタス属(アルゼンチン):武蔵野
- エリオカクタス属(ブラジル):金晃丸
- エキノセレウス属(メキシコ):紫太陽
- ギムノカリキウム属(南アフリカ・南アメリカ):緋牡丹錦
- オプンチア属(メキシコ):象牙団扇
参考:多肉植物の育て方。水やりから増やし方まで初心者向けに簡単解説!
名前がわからない珍しい品種もここで見つかる!
サボテンの種類は多種多様。
以前、ショップや雑誌で見かけたけど名前を忘れてしまった。
そんな品種と再会できるかもしれませんよ。
それでは見ていきましょう。
幻楽(エスポストア)
白く長い毛が特徴の柱サボテン。
ペルーの山に生育していることから、夏季の遮光と冬季の防寒の役割を担っています。
毛の中には長い棘があるのでご注意を。
多稜玉(エキノフォスロカクタス)
ラジエーターサボテンとも呼ばれる種。
体のひだは影を作って遮光する役目と表面積を増やして光合成の効率を上げる役割を担っています。
強棘と紫のラインが入った花が印象的。
金鯱(エキノカクタス)
直径35~50cmにもなる球体のサボテン。
中心部分の花座がふわふわで可愛らしい。
小さめの黄色い花を咲かせます。
紅小町(ノトカクタス)
整った球形に名前の由来ともなった赤い棘。
そして上品な白い毛が美しい。
大きな蕾を抱き、きれいな黄色い花を咲かせます。
太白丸(テロカクタス)
白い強棘が密に生える。
球形の体に長い棘と短い棘のバランスが絶妙。
薄紫~ピンクの可憐な花を咲かせます。
武蔵野(テフロカクタス)
球形の茎節がゆっくりとしたペースで重ねられていく。
少しの接触で落ちてしまうが、これは多肉植物の特徴的な繁殖方法のひとつ。
葉ざしの手法で殖やすのも可能。
金晃丸(エリオカクタス)
名前の通り、金色に輝く棘が美しい。
細い棘が下向きに伸びる。
小さなときは球形で、成長とともに柱状に成長する種。
紫太陽(エキノセレウス)
巻きタイプの棘が、整然と並ぶ。
落ち着いた紫色がシックな風合いを醸し出す。
大きめの花を咲かせます。
緋牡丹錦(ギムノカリキウム)
背は低いが圧倒的な存在感をもつ。
瑞々しい肌質と鮮烈な緋色が美しい。
白~濃ピンクの花を咲かせます。
象牙団扇(オプンチア)
扇形の節を連ねて成長する種。
その姿からミッキーマウスやバニーと形容される。
白いふわふわの棘は美しいが触れると痛いのでご注意を。
いかがでしたか?
さがしていたサボテンは見つかりましたか?
本稿があなたのボタニカルライフの参考になれば幸いです。