サボテンの種類を紹介。とげなしや花がきれいな品種ってある?

サボテンは、日差しが強く、乾燥した地域で生息していますね。
どの種類も厳しい環境の中、さまざまな進化を遂げてきたんです。
中には「とげなし」のものや「きれいな花を咲かせる」品種もあるんですよ。
今回は、健気に生きる美しいサボテンたちを紹介しましょう。
サボテンの種類を紹介(とげなし・花編)
まずは本稿に登場するサボテンの種類をまとめてみましょう。
今回は、とげなしの種類と特に美しい花を咲かせる種類に絞っていますよ。
- ロフォフォラ属(メキシコ):翠冠玉・烏羽玉
- アストロフィツム属(メキシコ):ランポー玉・四角ランポー玉
- エピテランサ属(メキシコ):月世界・小人の帽子
- ブラジリカクタス(ブラジル):雪晃
- スルコレブチア(南アメリカ):カンディアエ
- マミラリア(メキシコ):姫春星・金洋丸・アッセンシオニス・ピコ
- リプサリス(ブラジル):青柳
とげなしや花を咲かせる品種ってあるの?
サボテンのイメージを大きく覆す進化したサボテンたち。
棘のないタイプや大きな美しい花を咲かせるタイプなど。
じっくり鑑賞してみましょう。
翠冠玉(ロフォフォラ属)
ふっくらと膨らんだ体と柔らかな肌。
棘(とげ)のかわりに白い綿毛が生え、白い花を咲かせる。
烏羽玉(ロフォフォラ属)
翠冠玉ほど太らず、青磁色と表現される肌。
ピンク色の花を咲かせる。
ランポー玉(アストロフィツム属)
肌の斑点が密なため、有星類と呼ばれたのが属名になった。
棘がなく、サボテンの中でも進化した種類。
大きな黄色い花を咲かせる。
四角ランポー玉(アストロフィツム属)
ランポー玉の一種で稜が4つの種類(通常は5稜)。
以前は希少であったが、現在は多く流通している。
小人の帽子(エピテランサ属)
体一面に張り付いた白く短い棘(とげ)が可愛らしい。
成長とともに先端からフワフワの毛が生え、ピンク色の花をつける。
月世界(エピテランサ属)
自然に子吹きする。
真っ白な棘(とげ)と濃いピンクの長細い花が印象的。
雪晃(ブラジリカクタス属)
丸い体に真っ白の柔らかな棘。
濃オレンジの花をいくつも咲かせる。
カンディアエ(スルコレブチア属)
長い銀棘をまとう丸い体。
花は多く咲き、黄色からや赤色までバリエーション豊富。
姫春星(マミラリア属)
小さめの体に大きな花をつけます。
真っ白で繊細な棘と濃ピンクの花のコントラストが美しい種。
金洋丸(マミラリア属)
白い棘にピンクの花が多いマミラリアには珍しく、黄色の棘に黄色の花を咲かせます。
イボ状の棘座の間の白い毛も可愛らしい種。
アッセンシオニス(マミラリア属)
ふわっとした毛と冬に咲く薄ピンクの花が美しい。
繊細な巻き棘も特徴。
ピコ(マミラリア属)
放射線状に長く伸びた真っ白な棘が印象的。
深緑の体とピンクの花のコントラストも絶妙。
青柳(リプサリス属)
一見してサボテンとは思えない葦サボテン。
節茎が伸び、その先に白い花を咲かせます。
いかがでしたか?
お気に入りの品種は見つかりましたか?
サボテンのイメージが少し変わったかもしれませんね。
本稿があなたのボタニカルライフの参考になれば幸いです。