食虫植物の種類を紹介。日本にもハエトリソウやウツボカズラは自生する?

食虫植物の種類を紹介。日本にもハエトリソウやウツボカズラは自生する?

食虫植物は、単に植物という枠にとらわれない魅力があります。

虫を捕まえて食べるという特徴はもちろんのこと、姿がユニークで美しく、表情も豊かでとても可愛らしいんです。

まるで動物との中間に位置する生き物のようですよ。

ペット感覚で育てる方が多いのもうなずけますね。

今回は、ハエトリソウやウツボカズラなど、日本でも知られるようになったさまざまな種類を紹介しましょう。


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日本にも食虫植物の種類は自生する?

日本にも食虫植物の種類は自生する

食虫植物は、その名の通り虫を食べる植物。

独自の「捕虫器官」を持ち、捕らえた虫を自らの消化酵素やバクテリアの力を借りることで消化し、光合成で不足した栄養素を補給しています。

「ディオネア(ハエトリソウ)」は、ワナを仕掛けて葉で虫を挟み込んで捕獲します。

「ネペンテス(ウツボカズラ)」「サラセニア」は、落とし穴を仕掛けます。

「ドロセラ(モウセンゴケ)」「ムシトリスミレ」は、葉から分泌する粘液で捕らえます。

とても植物とは思えない生態を持つ生き物ですね。

最近では園芸店にも並び、ずいぶん身近な存在になりました。

あまり知られていませんが、実は日本でも「スパスラタ」「ロツンディフォリア」などの「モウセンゴケ」の1種や「ムシトリスミレ」の1種は自生しているんです。

また熱帯地域や高山などを原産とする種類が多い中、「サラセニア」などの仲間は、北アメリカ原産で日本の気候にも適合しやすく、年中屋外管理も可能なんですよ。

それでは食虫植物の不思議な世界をのぞいてみましょう。

ディオネア(ハエトリソウ)の仲間たち

ディオネア

「挟み込み式」の捕虫器官を持つ種類です。

食虫植物の中ではもっとも有名な存在かもしれません。

北アメリカの限られた地域を原産とする1属1種の多年草。

英名は、Venus Flytrap(ヴィーナスのハエとり罠)。

2枚の葉を素早く閉じることで虫を挟み込みます。

葉に感覚毛というセンサーがあり、虫が2回接触することで閉じる仕組みになっていますよ。

2回接触しないと閉じないのは、葉を閉じる動作が植物にとって負担になるためなんです。

虫を捕まえると1週間ほどかけて消化します。

面白がって葉を閉じさせるのはやめてあげてくださいね。

マスシプラ・オールドタイプ

マスシプラ・オールドタイプ

古くから育てられているポピュラーな種類です。

マスシプラ・シャークティース

マスシプラ・シャークティース

サメの歯のような葉が名前の由来。

マスシプラ・ビッグマウス

マスシプラ・ビッグマウス

名前の通り、大型で真っ赤な色が印象的。

マスシプラ・ファンネルトラップ

マスシプラ・ファンネルトラップ

葉柄が波打つような形をしている。

ネペンテス(ウツボカズラ)の仲間たち

ネペンテス

「落とし穴式」の捕虫器官を持つ種類です。

ボルネオ島を中心とした熱帯アジア地域が原産。

葉の先から伸びた蔓に下がった捕虫袋に虫を落とし込んで捕らえます。

袋の底には消化酵素があり、消化・吸収を行います。

100種類ほどのうち、代表的なタイプを紹介していますよ。

アラータ

アラータ

和名は、ヒョウタンウツボカズラ。

アルボマルギナタ

アルボマルギナタ

基本となるタイプ。

アンプラリア・レッド

アンプラリア・レッド

球形の捕虫袋をつけるタイプ。

グラシリス

グラシリス

基本となるタイプ。

マキシマ

マキシマ

伝統的なタイプ。

ラフレシアナ

ラフレシアナ

基本となるタイプ。

トランカータ

トランカータ

基本となるタイプ。

サラセニアの仲間たち

サラセニア

ネペンテスと同じく「落とし穴式」の捕虫器官を持つ種類です。

北アメリカ原産の多年生で、日本の環境と似た地域に生息しているため、屋外でも比較的育てやすい品種ですよ。

ネペンテスよりかなり背が高く、捕虫袋も深いのが特徴です。

ずいぶん印象が異なりますね。

原種は8種類ながら、多くのバラエティが存在します。

こちらも代表的なタイプを紹介していますよ。

アラータ

アラータ

基本となるタイプ。

フラバ・フラバ

フラバ

フタが円形となるタイプ。

レウコフィラ

レウコフィラ

基本となるタイプ。

ミノール

ミノール

基本となるタイプ。

プルプレア

プルプレア

最も普及したタイプ。

ルブラ・ルブラ

ルブラ

小型で歴史は古い。


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ドロセラ(モウセンゴケ)の仲間たち

ドロセラ

「粘着式」の捕虫器官を持つ種類です。

一部の種類は「日本」にも分布しますよ。

葉から生える腺毛から粘液を分泌して虫をからめ取ります。

スパスラタ

スパスラタ

モウセンゴケ(和名)の基本種で「日本」が原産。

ロツンディフォリア

ロツンディフォリア

「日本」を含む北半球に広く分布する。

アデラエ

アデラエ

オーストラリア原産で、根から多くの葉を出すのが特徴。

アリキアエ

アリキアエ

南アフリカ原産で美しいロゼットが印象的。

ビナータ

ビナータ

ヨツマタモウセンゴケ(和名)と呼ばれる大型の種。

ハミルトニー

ハミルトニー

オーストラリア原産の肉厚の葉をもつ種類。

マダガスカリエンシス

マダガスカリエンシス

立ち上がりが印象的。

パラドクサ

パラドクサ

花火を思わせる姿。

インターメディア

インターメディア

とても強く「日本」では外来種として帰化。

スコーピオイデス

スコーピオイデス

サソリを思わせる姿。

ピングイクラ(ムシトリスミレ)の仲間たち

ピングイクラ

ドロセラと同じく「粘着式」の捕虫器官を持つ種類です。

原産は「日本」を含む北半球と南米メキシコ。

葉の表面から粘着液を分泌させて虫を捕らえ、分解した養分はそのまま葉の表面から吸収します。

ムシトリスミレ

ムシトリスミレ

学名は、Pinguicula vulgaris。

「日本」にも自生する種類でスミレのような花を咲かせる。

シクロセクタ

シクロセクタ

メキシコ原産の小型で花が美しい種。

エレルサエ

エレルサエ

メキシコ原産のやや小型の種。

ジャウマベンシス

ジャウマベンシス

小型で多肉植物のような姿。

ギガンティア

ギガンティア

メキシコ原産の大型種。

プリムリフロラ

プリムリフロラ

北アメリカからメキシコ湾岸に生息する種。

いかがでしたか?

食虫植物は虫の取り方が個性的。

形もさまざまなタイプが存在しましたね。

本稿が、あなたのボタニカルライフの参考になりましたら幸いです。


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