猫の体調不良のサインを見逃さない。毎日の健康管理に役立つチェックリスト。

猫の体調不良のサインを見逃さない。毎日の健康管理に役立つチェックリスト。

毎日接している愛猫の体調不良は気掛かりなものです。

また一方で、不調のサインを見逃すことや軽く考えて対処が遅れることもあるかもしれませんね。

毎日の健康管理に「チェックリスト」を取り入れてみませんか?

いざというときの有効な記録にもなりますよ。


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猫の体調不良のサインを見逃さないために

猫の体調不良のサイン

まずは「バイタルチェック」を行いましょう。

生命に関する最も基本的な情報(バイタルサイン)をチェックすることですね。

「脈拍」「呼吸数」「体温」「血圧」のほか、「尿量」を含むこともあります。

加えて、「飲水量」「体重」も定期的に測っておくとよいでしょう。

これらのデータによって体調の変化にいち早く気付くことができます。

病院に行っても、最初にチェックされるものですね。

一般的な数値をまとめてみましょう。

【猫のバイタルサイン(平均値)】

  • 体温:37.5-39.0℃ 体温計を肛門に挿入する(最も正確)。もしくは後ろ足の付け根に挟む。
  • 脈拍数:100-160拍/分 後ろ足の付け根に指を当てて拍動を感じる。心臓の鼓動でもよい。
  • 呼吸数:20-35回/分 胸やお腹の動きを観察して上下したら1回に数える。
  • 尿量:20-35ml/体重1kg/日 ペットシーツごと測って差し引く。色やニオイ、頻度にも注意する。
  • 飲水量:30-40ml/体重1kg/日 決まった量を与え、取り換えるときに測る。
  • 体重:人間用の体重計に抱っこしてのるか、キャリケースごと測って差し引く。
  • 血圧:最高160/最低100未満 家庭で測ることは少ない。病院で測ったときに記録しておく。

個体によって幅があるのは人も猫も同じですね。

元気なときに測っておきましょう。

愛猫の平均値を割り出しておくといざというときの役に立ちますね。

バイタルサインのほか、愛猫の様子(外見、行動)についても観察は欠かせません。

主な項目を整理してみましょう。

【猫の観察ポイント(注意点)】

  • :目やに、涙の量、充血、目の突出、まぶたの腫れなど。
  • :口臭、よだれ、腫れ、赤み、出血、歯の抜け・ぐらつきなど。
  • :乾いている、鼻汁、出血、くしゃみ・せきなど。
  • 毛並み:脱毛、フケ、カサブタ、かゆみ、毛割れ、傷など。
  • お腹:膨らみ、たるみ、しこり。
  • 食欲:食欲の亢進や低下。
  • 歩き方:足を引きずる、片足をもち上げる、足に脱力がある、ふらつきなど。
  • 毛づくろいの様子:時間が長い、同じところをしつこくなめるなど。

いかがですか?

いつもと違った様子がみられたら、何らかの異変が起こっている可能性があります。

それがいつからなのか、また症状は進行しているのか、記録しておくことで受診時の有益な情報になります。

これらの観察ポイントについては、本サイトの「猫の健康」のカテゴリーを参考にしてみてくださいね。


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こんなときは注意が必要

こんなときは注意が必要

続いてバイタルサインの変化についてみてみましょう。

愛猫の平均値と比べて大きく異なるときは、不調のサインかもしれません。

それでは、チェックしてみましょう。

体温や脈拍数の変化は?

「体温」は、体全体や耳の先、肉球を触って変化(熱さ・冷たさ)を感じたときに測ってみましょう。

平熱より0.5-1.0℃以上高い、もしくは低い場合は注意が必要です。

高い場合は感染症や熱中症など、低い場合は低体温症の可能性もあります。

「脈拍数」や「呼吸数」も同時に測った方がよいでしょう。

発熱を伴う疾患などの場合、安静時でも脈拍数が200拍/分を超えていることがあります。

また「呼吸数」も増加している可能性があります。

普段の平均値よりも10回/分以上増加していたら異常のサインかもしれません。

呼吸数が多いときは心肺機能の異常かも

「呼吸数」が10回/分以上増加した場合、呼吸器や心臓、その他の病気の可能性が考えられます。

愛猫が運動後でもないのに「ハァハァ」「ゼィゼィ」と荒い息をしている場合は注意が必要です。

細菌・ウィルスの感染により、鼻炎や副鼻腔炎、咽頭炎、気管支炎や肺炎などの症状が見られます。

放置すると、気胸膿胸を併発することもあります。

また心筋症の症状である可能性もあります。

一方、他の重篤な病気が隠れている可能性もあります。

猫伝染性腹膜炎では腹水、悪性リンパ腫では胸水がたまり、呼吸困難を起こすことがあります。

さまざまな可能性を疑ってみましょう。

おしっこの変化は何をあらわす?

尿量のほかにも色やニオイ、おしっこのときの様子や頻度などの変化がさまざまな不調をあらわします。

おしっこの色が赤い(血尿)、尿量が少ない、頻度は増えるが出ない、排尿時に痛がるなどの変化が見られたら「尿石症」など泌尿器の問題が起きている可能性があります。

特に冬季は飲水量、尿量が減り、泌尿器のトラブルが起こりやすいため、要注意です。

一方、平均の尿量が2倍以上に増えるのも問題です。

慢性腎不全や糖尿病、甲状腺機能亢進症、子宮蓄膿症などによる多飲多尿の症状かもしれません。

病気の早期発見のためにも、おしっこはその都度チェックしていきましょう。

毎日の健康管理に役立つチェックリスト

毎日の健康管理に役立つチェックリスト

最後に「チェックリスト」としてまとめてみましょう。

【猫の健康チェックリスト】
(   年   月   日   時)

  • 体 温:(      ℃)
  • 脈 拍:(     回/分)
  • 呼吸数:(     回/分)
  • 尿 量:(     ml/日)(備考:          )
  • 飲水量:(     m/日)
  • 体 重:(      kg)
  • 血 圧:(最高    /最低    )
  • 目:目やに・涙の量・充血・目の突出・まぶたの腫れ・その他(     )
  • 口:口臭・よだれ・口内(腫れ・赤み・出血・歯の抜け・ぐらつき)・その他(     )
  • 鼻:乾いている・鼻汁・出血・くしゃみ・せき・その他(     )
  • 毛並み:脱毛・フケ・カサブタ・かゆみ・毛割れ・傷・その他(     )
  • お腹:膨らみ・たるみ・しこり・その他(     )
  • 食欲:食欲の亢進・低下・その他(     )
  • 歩き方:足を引きずる・片足をもち上げる・足の脱力・ふらつき・その他(     )
  • 毛づくろいの様子:時間が長い・同じところをしつこく・その他(     )

いかがでしたか?

本稿が、あなたの愛猫の健康管理のお役に立てれば幸いです。


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