猫の食べ物図鑑。キャットフード以外で与えていいものは?

猫の食べ物図鑑。キャットフード以外で与えていいものは?

猫の食べ物はフードのみという飼い主さんが多いことでしょう。

栄養バランスに優れ、年齢や目的別に選ぶことができるのがメリットですね。

でもフードに飽きたときは?

また食欲不振に陥ったら?

しつけのおやつには?

こんなとき、キャットフード以外で与えてよいものを知っておくと助かりますね。

今回は、猫の食べ物図鑑と題して、お話しましょう。


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猫の食べ物図鑑

猫の食べ物図鑑

そもそも猫に必要な栄養素とはなんでしょう。

本来「肉食」である猫には、タンパク質と脂質が重要ですね。

そのほか、ビタミンやミネラルも大切な働きを果たしています。

【猫に必要な栄養素】

  • タンパク質:体をつくる。エネルギー源としても。必須アミノ酸のタウリンアルギニンが特に重要。
  • 脂質:体の機能を守る。エネルギー源としても。必須脂肪酸のリノール酸アラキドン酸が特に重要。
  • ビタミン類:栄養素の代謝に必要。ビタミンA群とB群が特に重要。
  • ミネラル類:骨を作るカルシウムや赤血球をつくる鉄などが含まれる。

これらの栄養素をバランスよく含んでいるのがキャットフード。

概ね「ドライタイプ」「ウェット(缶詰)タイプ」「半生タイプ」に分けられますね。

でもこれらはどのように異なるのでしょうか?

まとめてみましょう。

【ドライタイプ】

  • 水分量:約10%
  • 長所:栄養バランスがよい。安くて保存もきく。量を調節しやすい。
  • 短所:味に飽きやすい。匂いが強め。
  • 注意点:水をいっしょに与える。開封後は早めに使い切る(1ヶ月以内)。
【ウェット(缶詰)タイプ】

  • 水分量:約75%
  • 長所:種類が豊富。消化吸収がよい。
  • 短所:高価で開封後は保存がきかない。単一素材では栄養バランスが悪い。カロリーが低め。
  • 注意点:一度に多く食べると吐き戻すことがある。レトルトパックと使い分ける。
【半生タイプ】

  • 水分量:約25%
  • 長所:ドライとウェットの中間。栄養バランスが良い。
  • 短所:開封後は乾燥しやすい。
  • 注意点:乾燥・腐敗防止の添加物が含まれる。

1日に必要なカロリー量は、体重1kgあたり80kcalとされています。

食事回数は、1日2回までにして、カロリー量を調整していきましょう。

愛猫の体型・体重にも配慮して「肥満」にさせないように気を付けます。

成猫のデイリーユーズにはドライタイプ

また、飲水量が少なくなりがちな冬の時期は水分量の多いウェットタイプ

老猫や子猫の離乳には半生タイプなど、季節や年齢などによっても使い分けるとよいでしょう。

キャットフード以外で与えていいものは?

キャットフード以外

愛猫と生活していく上で、食べ物に関してさまざまなことが起こってきます。

フードに飽きたり、食欲不振に陥ったりすることもあるでしょう。

またしつけのおやつに必要であったり、人間の食べ物に興味を持つこともあるはず。

そんなとき、愛猫に与えてよいものを知っておくとよいですね。

愛猫の健康のためにとても有効な栄養素が含まれている食材もたくさんあります。

必要に応じて使い分けるとよいでしょう。

おすすめの食材を紹介していきましょう。


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肉の選び方

肉の選び方

「肉類」は、猫にとってメインディッシュと言ってもよいでしょう。

体の中で合成できない必須アミノ酸を摂取しなければなりません。

また免疫力の維持やホルモンの産生などに必要な必須脂肪酸も動物性の脂肪から摂取する必要がありますよ。

毛並みにも大きくかかわってくる大切な栄養素なんです。

生で与えられるものは生の方が、栄養素や酵素を壊さずに済みますが、夏季など寄生虫の心配がある場合は過熱してから与えましょう。

鶏肉

鶏肉

  • 特徴:安価で手に入りやすい。ササミはリンが多いため腎臓病ではNG。
  • 与え方:加熱して一口大に。胸肉やササミは脂肪が少ないため、鶏皮もいっしょに。

豚肉

豚肉

  • 特徴:安価で手に入りやすい。豚バラ肉は脂肪が多いため、脂身を少し取る方がよい。
  • 与え方:加熱して一口大に。消化がやや悪いため、大根など酵素の豊富な野菜といっしょに。

羊肉

羊肉

  • 特徴:ビタミンB1、B2、鉄分、カルニチン(脂肪燃焼作用)が豊富。マトン(成羊)はやや硬く臭みが強い。ラム(子羊)の方が軟らかいが、カルニチンは少なめ。
  • 与え方:加熱して一口大に。

馬肉

馬肉

  • 特徴:高タンパクで、タウリン、鉄分が豊富。馬刺し用は高価。
  • 与え方:好む猫が多いので、食欲不振のときに与えるとよい。

牛肉は、食物アレルギーが多いと言われているため、ここでは割愛しています。

一方、猫の好物と思われがちな「魚介類」については注意してもらいたい点があります。

そのほか、絶対与えてはいけない食べ物もたくさんありますので、あらかじめチェックしておきましょう。

野菜(果物)の選び方

野菜(果物)の選び方

食べ物の消化吸収に必要な「酵素」や胃腸を整える「食物繊維」

そして「ビタミン」「ミネラル」が豊富に含まれる野菜(果物)も少しづつ与えたいものです。

猫は本来肉食で、消化管が短いため、大量に与えるのは禁物。

食事量の10%以内に止めましょう。

大根・カブ

大根

  • 特徴:酵素が豊富。
  • 与え方:生ですりおろす。葉は細かくして煮込む。

ニンジン

ニンジン

  • 特徴:β-カロテン(ビタミンA)が豊富。
  • 与え方:加熱する方がよい。甘味が強いのでおやつにも。

レンコン

レンコン

  • 長所:胃壁を保護するムチンが豊富。
  • 与え方:生で刻んでも、ゆでてもよい。

レタス・白菜

レタス

  • 特徴:ビタミンC、カリウムが豊富。水分補給にも。
  • 与え方:生で刻んでも、ゆでてもよい。

キャベツ

キャベツ

  • 特徴:酵素、ビタミンC、食物繊維が豊富。
  • 与え方:生で刻んでも、ゆでてもよい。

ブロッコリー・カリフラワー

ブロッコリー

  • 特徴:加熱に強いビタミンCが豊富。茎にも栄養素が多い。
  • 与え方:しっかりゆでて与える。

小松菜

小松菜

  • 特徴:カルシウム、β-カロテン、カリウム、鉄分が豊富。
  • 与え方:ゆでて与える。アクが少ないので食べやすい。

カボチャ

カボチャ

  • 特徴:β-カロテン、ビタミンEが豊富。
  • 与え方:ゆでるか蒸す。甘味が強いのでおやつにも。

果物(リンゴ、バナナ)

果物(リンゴ、バナナ)

  • 特徴:酵素、ビタミン、ミネラル、水分が豊富。
  • 与え方:細かく切るかつぶす。甘味が強いのでおやつにも。野菜の代りに与えてもよい。

愛猫のお気に入りの食材が見つかれば、食事にトッピングしたり、おやつとして用いるとよいでしょう。

本稿が、あなたの愛猫の健康維持のお役に立てれば幸いです。


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