猫のしつけ【トイレ編】。粗相やスプレー行為への有効な対処方法とは?

猫のしつけ【トイレ編】。粗相やスプレー行為への有効な対処方法とは?

猫のトイレのしつけで悩む飼い主さんは多いことでしょう。

粗相(そそう)やスプレー行為がなかなか直らない。

そもそもその理由は?

有効な対処方法はあるの?

猫のオシッコにはさまざまな意味とこだわりがあるようです。

では、それぞれのケースについて考えていきましょう。


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猫のトイレのしつけは難しい?

猫のトイレのしつけは難しい

猫が自然で生活していたころ、「排泄」はかなり危険な行為でした。

巣から離れて、無防備な姿をさらすことで外敵の標的になってしまうかもしれません。

また狩猟動物であった猫は自分の縄張りを守っていかなければ生きていけませんでした。

だから排泄は猫にとって決してリラックスタイムではないんですね。

これらの名残りがさまざまな意味とこだわりの原因になっているようです。

しかしこだわりがある分、トイレ以外の場所で行うときには、必ず理由があるはずですね。

まずは猫のトイレに関する問題と考えられる理由をまとめてみましょう。

【トイレ以外の場所でオシッコするとき】

  • トイレそのものが気に入らない(不潔、トイレの形や砂)。
  • トイレの場所が気に入らない(怖い)。
  • トイレの数が不足している(多頭飼いの場合)。
  • トイレ以外の場所が気に入って定着してしまった(ニオイ、感触)。
  • 生活にストレスがある(スプレー行為も)。

【スプレー行為をするとき】

  • 縄張りを主張している(マーキング)。
  • 生活にストレスがある。

一方、オシッコに関する病気(泌尿器系)の可能性もあり得ます。

いつもと様子が違ったら注意して見てみましょう。

【泌尿器の病気のサイン】

  • オシッコの量が少ない(出ない)。
  • オシッコの色が赤い。
  • オシッコがキラキラ光っている。
  • オシッコに行く回数が多い(時間がかかる)。
  • オシッコするときに痛がる(鳴く)。

膀胱炎や尿石症など決して少ない病気ではありません。

体質や生活習慣によってかかりやすいこともあります。

愛猫の健康に大きな影響を与える可能性がありますね。

当てはまる項目があったら、早めに病院で相談してみましょう。

また猫のオシッコの問題には、さまざまな理由があるようです。

愛猫の行動や生活環境を思い起こしてみましょう。

では1つずつ検証していきますよ。


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粗相やスプレー行為への有効な対処方法とは?

粗相やスプレー行為への有効な対処方法とは

猫がトイレ以外の場所でオシッコするのは、しつけが失敗したわけではありません。

逆に1度覚えたら、こだわって同じ場所でするのが普通(習性)なんです。

さまざまな可能性を考えてみましょう。

トイレそのものが気に入らない

トイレが不潔と感じていることが考えられます。

オシッコが体につくのを嫌がっているのかもしれませんね。

またオシッコが古くなってニオイが変わっていることが気になることも。

トイレ砂は部分的にでも頻繁に取り換えるとよいでしょう。

できれば週に1度は砂を全部入れ替えましょう。

容器ごと洗って天日干しできればベストです。

トイレが清潔であっても使わないようであれば、トイレの形や砂(質や粒の大きさ)が気に入らないのかもしれません。

体の大きさも影響しますので、大きさや深さ(ヘリの部分の高さ)、フード(屋根)の有無などを考慮してみましょう。

砂は自然に近い細かいものを好む傾向があるようです。

忙しくてなかなか管理が難しい場合は、全自動式や二層式トイレを検討されてもよいでしょう。

一方、消臭に人間用の消臭剤を使うのは禁物。

アロマなどの天然素材であっても猫にとってはキツイことがありますので注意が必要です。

置き場所が気に入らない

トイレの場所が落ち着かないことも考えられます。

人の出入りが多い場所であったり、屋外の音が響くところ、また他のペットがいるところでは落ち着きませんね。

過去にたまたま怖い体験(大きな音や突然の侵入者など)をした場所に置いてあるのかもしれません。

また壁際に近づけすぎて、体がぶつかるのがイヤなだけかもしれませんね。

ケージから離れた人目に直接触れないところ、静かな部屋のコーナー(トイレは引っ付け過ぎない)に置くのがベターです。

トイレを複数個準備して、候補の場所に置いてみるのもよいでしょう。

同じ場所にするようになったら決定と考えましょう。

トイレの数が不足している

多頭飼い(複数飼い)をしている場合、トイレの数が不足していることが考えられます。

猫同士の力関係や相性とも関係するようです。

トイレの清潔とも関係するので、共有は避けたほうがよいでしょう。

猫の数プラス1個が理想です。

特に立場の弱い猫は我慢してしまうこともありますので配慮してあげましょう。

ほかに気に入った場所がある

トイレ以外の場所でも、オシッコがすぐにしみ込むところは感触がよくて快適です。

布団(ベッド)やソファの上、クッション、タオル、紙類のケースが多いでしょう。

自分のオシッコのニオイが残っていることで、トイレと認識しているのかもしれませんよ。

オシッコしたあとに砂をかくようなしぐさが見られたら間違いないですね。

この場合、その場所やモノに触れさせないようにするしか手はありません。

猫が入れないようにするか、移動できるものであればすぐに片づけましょう。

生活にストレスがある

猫は変化を好まない生き物です。

毎日が同じパターンで繰り返されることが理想なんです。

だから環境の変化があるとストレスを感じてしまいます。

安心できるように自分のオシッコのニオイを付けようとするのです。

人やモノに体をこすりつけたり、壁などに爪とぎしたりするのと同様の心理ですね。

引っ越しや模様替え、新しい家具やモノ、初めて出会う人(子供や来客)や同居猫(他のペット)、屋外の環境の変化(工事の音)などがきっかけになりますよ。

ストレスの原因を取り除くか軽減させる工夫が必要です。

環境の変化について思い当たるところがないか考えてみましょう。

縄張りを主張している

最後に「スプレー行為」についてお話しましょう。

しっぽを立てて壁などに向けてオシッコを飛ばす行為ですね。

普段のオシッコよりもニオイが強くなるのも特徴です。

スプレー行為は、自分の縄張りの主張のためのマーキングです。

縄張り意識の強いオス猫に多い行動ですね。

発情期に強まる傾向がありますが、これ以外にも複数のきっかけがあるようです。

【スプレー行為のきっかけ】

  • 発情期のアピールのため
  • 同居猫との相性が悪いとき
  • 屋外の猫が気になる(気配を感じる)とき
  • 家に見慣れないもの(家具や飼い主の持ち物など)があるとき
  • 家に見慣れない人がいるとき

先ほどのストレスや同居猫の話と共通したところがありますね。

対処法としてはやはりストレス要因を取り除いたり、同居猫との関係性を見直すことが重要になります。

一方、発情に関係した問題行動については、去勢することで100%防げるものではないようです。

決まってスプレーする壁に大きめのペットシーツを張り付けておくのが合理的な方法でしょう。

いかがでしたか?

猫はトイレになじめないと排泄そのものを我慢することが多いようです。

また生活環境の変化にとても敏感。

泌尿器系の病気にも直結するので、健康面を優先して考えてあげましょう。

この稿があなたと愛猫の快適な生活のお役に立てれば幸いです。


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