猫の種類【長毛種一覧】。毛並みの美しさランキングも紹介。

長毛種の猫は、とても毛並みが美しく、気高いイメージがありますよね。
また品種改良が加えられた種類が多く、そのため頭がよく性格もおだやかと言われています。
今回は、進化した美しき猫たちの魅力をランキング形式で紹介しましょう。
第1位 ターキッシュ・アンゴラ:超絶美貌の持ち主、トルコの生きる宝石
【被毛の特徴】
- 繊細でシルキーな手触り
- シングルコートで毛玉になりにくく、お手入れは簡単
【性格】
- 好奇心旺盛で遊び好き
- 順応性が高い
- 声は小さめ
- 頭がよく、初心者でも飼いやすい
- 少し神経質なので単独飼いがおススメ
【特徴】
- ボディは細身で筋肉質
- 大きめの立ち耳
- 目はアーモンド形
- 目色はオッドアイも(両目で色が異なる)
【サイズなど】
- 体重:2.5~4.5㎏
- その他:十分な運動量が必要
第2位 バーマン:シルキーな被毛と純白の足先は貴族の気品
【被毛の特徴】
- シルキーな被毛が美しい
- 前足はグローブ、後足はレースと呼ばれる純白の足先
- シングルコートで毛玉になりにくく、お手入れは簡単
【性格】
- とても温和
- 親しみやすく社交的
- 活動的で運動量が多い
- 子供とも上手に付き合える
- あまりいたずらはしない
- 頭がよく、飼いやすい
【特徴】
- サファイアブルーの瞳が印象的
- ふっくらした顔立ちと高い鼻
【サイズなど】
- 体重:3~6.5㎏
- その他:股関節形成不全や膝関節の脱臼に注意
第3位 ラグドール:ぬいぐるみが語源、世界でも人気急上昇
【被毛の特徴】
- シルキーな触り心地は癒し系
- 毛色は白が基調
- 成長がゆっくりで毛色の定着は2歳半~3歳
- ダブルコートだがもつれにくい毛質で、お手入れは比較的簡単
【性格】
- 穏やかで落ち着いている
- ほとんど鳴かない
- 引っかくことが少ない
- あまりいたずらをしない
- すこし寂しがりで甘えん坊
- 性格的にとても飼いやすい
【特徴】
- ぬいぐるみと名付けられるほど「抱っこ」が大好き
- 瞳はサファイアブルー
- 意外とガッチリ系
- 運動不足で肥満になりやすい
- 一般の猫のサイズより大きくなる
【サイズなど】
- 体重:5~9㎏(大型種)
- その他:運動が苦手なのでケガに注意・キャットツリーは低めに設定
第4位 ロングヘアー・マンチカン:フワフワのロングヘアーも魅力的
【被毛の特徴】
- シルキーでフワフワのロングヘアー
- 毛色のバリエーションが豊富
【性格】
- 人懐っこい
- 温厚
- 好奇心が強く活動的
- 人と遊ぶのが大好き
- 子供や同居猫にもよく順応
- 頭がよく、初心者でも飼いやすい
【特徴】
- 多くの品種と交配されているので多彩なタイプがある
- 短毛種で胴長短足が知られているが「長毛種」「足長」も
- 瞳の色もバリエーション豊富
- 成猫になると凛々しい顔立ち
【サイズなど】
- 体重:2.5~4.5㎏
- その他:肥満による椎間板ヘルニア(短足の場合)に注意
第5位 ヒマラヤン:ペルシャのロングヘアーとシャムの瞳はセレブから大人気
【被毛の特徴】
- ペルシャ猫譲りの柔らかなロングヘアー
- ポイントカラーが決め手
- 毛質が繊細でもつれやすいため、小まめなお手入れが必要
【性格】
- とてもおっとりしている
- 飽きっぽいところがある
- 飼いやすい
【特徴】
- シャム猫譲りのサファイアブルーの瞳
- 鼻が短く、親しみやすい顔立ち
- 運動は苦手
【サイズなど】
- 体重:4~7㎏(9㎏程度まで大きくなる場合も)
- その他:長毛種なので毛球症に注意
第6位 アメリカンカール:カールした耳の子が生まれる確率は50%?
【被毛の特徴】
- フワフワでなめらか
- 長毛種が知られているが「短毛種」も
- アンダーコートが少なめでお手入れは比較的簡単
【性格】
- 人懐っこく子供とも仲良くできる
- 人と遊ぶのが大好きで「ピーターパンキャット」とあだ名されるほど
- おとなしくいたずらはあまりしない
- 留守番が上手
- あまり手がかからず、飼いやすい
【特徴】
- 語源となった外向きにカールした耳
- カールした耳が生まれるのは50%程度
- カールが定着するのは生後3~4か月
- あまり鳴かない
- 子猫の期間が長く成長がゆっくり
【サイズなど】
- 体重:3~5㎏
- その他:耳の軟骨が傷つきやすい、外耳炎にも注意
第7位 メインクーン:フサフサの被毛と豊かなシッポが特徴
【被毛の特徴】
- 首とお腹、しっぽの被毛は柔らかくフサフサ
- アライグマ(ラクーン:語源)を連想させる毛並み
- 毛質はややオイリー
- ダブルコートで小まめなお手入れが必要
【性格】
- とてもおとなしい
- 頭がよく、しつけがしやすい
- 子供や同居ペットがいても安心
【特徴】
- ピンと立った耳と高い鼻
- 手先が器用(ドアを開けたり、物を持って遊んだりする)
- 一般の猫のサイズより大きくなる
- 少し寂しがりや
【サイズなど】
- 体重:6~9㎏(大型種)
- その他:長毛種なので毛球症に注意
第8位 ノルウェージャンフォレストキャット:ノルウェーの神話に登場する伝説の森の猫
【被毛の特徴】
- 厳しい寒さに耐える厚手で豪華なコート
- ウールのようなアンダーと撥水機能にすぐれたオーバーのダブルコート
- 弾力があってふわふわの長い尻尾
- お手入れは意外に簡単
【性格】
- 穏やかで落ち着いている
- 知的で順応性が高い
- 遊び好きで活発な一面も
【特徴】
- ノルウェーの神話に登場する大きな猫のモデル
- 大きなアーモンド形の瞳は表情豊か
- 四肢の先は飾り毛がついて丸い
- 大きくガッチリ体型であるが、身軽でキャットツリーが大好き
- 成長がゆっくりめなので食事量は多めに
【サイズなど】
- 体重:3.5~6.5kg
- その他:運動量は多めに
番外 スコティッシュフォールド:希少な長毛種は幸運を呼ぶ?
スコティッシュフォールドは、可愛らしい「折れ耳」や「スコ座り」で人気の猫種ですね。
長毛種も存在しますが、とても数が少なく珍しい存在であることから「幸運を呼ぶ」と言われるほどなんです。
長毛種の猫のお手入れはやっぱり大変?
被毛には、オーバーコート(皮膚の保護)とアンダーコート(体温調節)の2種類があります。
「シングルコート」とは、アンダーコートがない(少ない)タイプを指します。
「ダブルコート」は一般的で、2種類の被毛が揃っているタイプです。
特に換毛期は、体温を調節するアンダーコートの方が抜け替わるので、入念なブラッシングが必要です。
このことからシングルコートの猫種(ターキッシュ・アンゴラやバーマンなど)はお手入れが比較的簡単と言われます。
またコートの種類以外にも、品種によって毛質や抜け毛の量が異なります。
これらのことから、単に短毛だから楽、長毛だから大変とは言えないようです。
しかし長毛種は毛玉になりやすく、ブラッシングなど日常の手入れを怠ると、毛球症や皮膚病の原因になります。
ダブルコートの猫種の場合、1日2回以上のブラッシングは欠かせません。
いかがでしたか?
長毛種には、美人で性格も穏やかな種類が揃っていましたね。
本稿があなたの猫種選びの参考になれば幸いです。