シマリスの飼い方を解説。一人暮らしで昼間の世話が難しいときの対策とは?

シマリスの飼い方を解説。一人暮らしで昼間の世話が難しいときの対策とは?

シマリスは両手を使って器用にエサを食べる姿が印象的。

頬袋にエサをためる様子も可愛いですよね。

ペットショップでもおなじみの、とても身近な存在です。

飼いたいけど、一人暮らしで昼間の世話が難しい。

どうすればいいの?

今回は、そんなシマリスの飼い方についてお話しましょう。


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飼い方の基本はシマリスの特徴を知ることから

飼い方の基本はシマリスの特徴

シマリスの原産地は中国、モンゴル、朝鮮半島、シベリア、日本(北海道のみ)。

ペットショップで流通するのは主に中国産です。

森林に棲み、木登りが上手。

地面に巣穴を作って生活します。

冬はトンネルを掘ってエサを蓄え、冬ごもりもしますよ。

次に体の特徴。

【体の特徴】

  • 体重は100gほど
  • 背中は5本の縦じま模様
  • 両手を使ってクルミの殻も器用に開ける
  • 頬袋にエサを蓄えることもできる
  • 視覚は昼間の光に対応
  • 嗅覚が利き、匂いでエサや異性を探す
  • 鳴き声は小さいが、仲間同士の情報伝達手段になる
  • フサフサの大きなしっぽは、体をくるんだり、ジャンプのときにバランスをとる役目がある
  • 性格は臆病

またシマリスの特徴は何といっても「昼行性」であること。

げっ歯目(リスやネズミの仲間)の中では珍しいんです。

朝と夕方に主に活発に行動しますよ。

曇りの日は昼間も活発になります。

周囲の明るさで活動の仕方が変わるんですね。

また樹上性と地上性の中間の半地上性であるのも特徴の一つ。

決して木の上ばかりにいるわけではありません。

地面の上を動き回ることもあるんです。

あと、大切なのは食べ物。

シマリスは、種子食が中心の雑食性。

エサの種類をまとめておきましょう。

【エサの種類】

  • 主食:リス用フード、リス用混合種子
  • 種子・木の実:ひまわりの種、クルミ(皮ごと与えることで歯を削る)、ピーナッツ、麻の実、どんぐり
  • 果物:りんご、みかん、バナナ、ぶどう、いちごなど
  • 野菜:根菜類、青菜類、豆類
  • 動物性たんぱく質:ゆで卵、乳製品、ヨーグルト、ゆでた鶏肉、ミルワーム、イナゴ、ドッグフードも可
  • ミネラル:塩土、ボレー粉(貝殻の粉)

一人暮らしで昼間の世話が難しいときの対策とは?

一人暮らしで昼間の世話が難しいときの対策とは

それでは具体的な飼い方を解説していきますよ。

また一人暮らしの方が飼う場合の注意点もいっしょにまとめてみましょう。

もっとも大切なのは「温度管理」かもしれません。

特に一人暮らしでは、家にいない時間帯の室温・湿度にはくれぐれも注意しましょう。

冷暖房と除湿・加湿による環境の維持は必須です。

室温は20~28度、湿度は30~60%

迎え入れた当初は、直前まで仲間と一緒に暖をとっていた可能性もあります。

保温を確実に、少し高めの温度設定をしましょう。

また飼育下では冬眠させないことがポイント。

冬季の保温には気を付けましょう。

特に夜間の温度が下がり過ぎないようにしましょう。

ケージの下にパネルヒーターを敷く、ダンボールでケージを覆う、ケージに毛布をかぶせるなどの対策が必要。

熱があまりこもり過ぎないような配慮も必要です。

また暑さにはとても弱いので風通しの涼しい場所にケージを置きます。

室温管理の難しい直射日光のあたる場所は避けましょう。

【ケージのセッティング】

  • 室温は20~28度
  • 湿度は30~60%
  • 部屋全体の温度はエアコンで調節する
  • ケージはなるべく高さのあるものを選ぶ
  • 大き目の木の枝を入れてしっかり固定する(登り木とかじらせるため)
  • 陶器のエサトレイ
  • 給水器
  • 巣箱を床に置く
  • 床材は新聞紙かペットシーツを(金網のままにすると肢を挟むので危険)
  • 回し車(肢を挟まないように体に合ったものを)
  • トイレの場所は覚えないので、床材を小まめに替えること
【エサのやり方】

  • フードおよび混合種子5~15g/日程度
  • 果物、野菜をそれぞれ10~20g/日、動物性たんぱく質少量/日
  • 新鮮な水5~10ml/日
  • 昼行性のため、エサは朝に与える
  • 古いエサを取り出し、エサ容器も取り換える
  • 主食に加え、副食をバランスよく与える
  • 秋には冬の寒さに備え、脂肪分の多いエサ(ひまわりの種、乳製品)を多めに与える
【一人暮らしの注意点】

  • 温度管理がとても重要:エアコン(夏と冬)はつけっぱなしにする覚悟が必要
  • 昼夜のメリハリが重要:朝と夕方に活動するので、夜間は暗い所にケージを移すか電気を消して構わないこと
  • 自然の明るさ・暗さを尊重すること:夜間に明るいとストレスになるので注意
  • 運動不足(ストレス)の解消:日中に相手ができるときはケージから出して運動させること
  • 清潔の維持:トイレは覚えず、おしっこを外に飛ばすこともあるのでケージの下には新聞紙を敷いておく

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かかりやすい病気の症状(原因)と治療法(予防法)は?

かかりやすい病気の症状(原因)と治療法(予防法)は

最後にシマリスの病気についてお話ししましょう。

いざというときに慌てないように代表的な病気の症状や治療法などをまとめておきますね。

【自咬症】

  • 原因:運動不足やストレス
  • 症状:肢やしっぽにできた傷を咬み続ける
  • 治療(予防):環境改善(広いケージや広い運動場所を確保)
【日射病・熱射病】

  • 原因:暑さに弱いため炎天下や熱がこもった場所で起こりやすい
  • 症状:体温上昇、呼吸が早くなる、意識もうろう状態
  • 治療(予防):冷たい水で体を冷やす。日当たりと換気に注意。
【溶連菌感染症】

  • 原因:溶結性連鎖球菌の感染
  • 症状:皮下出血による紫斑、食欲低下、活動性の低下
  • 治療(予防):早期発見しかない
【くる病】

  • 原因:栄養の偏り(カルシウム、動物性たんぱく質の不足)。
  • 症状:活動性が低下する。
  • 治療:紫外線ライト、カルシウム、活性ビタミンDの投与。
  • 予防:適度な日光浴。木の実に加えて、動物性タンパク質、塩土、ボレー粉(貝殻の粉)を与える。
【その他の病気】

  • 原因不明の風邪症状:春先に飼い始めて数日で風邪症状が出現し、肺炎に進行することも。保温が必要。
  • 尿道炎:細菌感染によって尿道、陰部が腫れ、排尿時に痛がる。抗生物質による治療が必要。
  • しっぽをつかむことで皮膚が抜けてしまうことがある。元に戻らず、しっぽを切断することも。

これらの病気は予防できるに越したことはありません。

でもこれらの症状に気付いたら早めに受診することをお勧めします。

また犬や猫と異なり、小動物を得意とする獣医さんは必ずしも多くありません。

飼う前の段階で、地元の獣医さんを探しておきましょう。

いかがでしたか?

シマリスの寿命は5~10年と言われます。

適切な環境を維持し、長く可愛がってあげたいものですね。


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