イシマキガイの飼育法。決め手は餌のデトリタス!

イシマキガイの飼育法。決め手は餌のデトリタス!

イシマキガイの仲間も、たくさんの種類が流通するようになりました。

そしてタンクメイトとしてではなく、鑑賞の対象として飼育するアクアリストも増えてきましたね。

今回は、飼育上の注意点や餌の工夫など、あらためてお話していきましょう!


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イシマキガイの仲間たち

イシマキガイの仲間たち

まずはイシマキガイの仲間たちを紹介しましょう。

イシマキガイは大きさも多くは3cm前後と手ごろ。

形や色も可愛くて、水草水槽のよいアクセントにもなりますね。

また掃除屋として飼うときも、魚たちに食べられる心配もなく安心です。

イシマキガイ

イシマキガイ

  • 大きさ:約2.5cm
  • 分 布:西太平洋の淡水・汽水域
  • 特 徴:両側回遊のため河川でも見られる。

サザエイシマキガイ(イガカノコガイ)

サザエイシマキガイ

  • 大きさ:約2.5cm
  • 分 布:南西諸島~東南アジアの汽水域
  • 特 徴:トゲの大きさに変異が多い。水底で転倒してしても自力で起き上がれる。

シマカノコガイ

シマカノコガイ

  • 大きさ:約3cm
  • 分 布:南西諸島~東南アジアの汽水域
  • 特 徴:色や模様の種類が多い。這い上がる能力が高いため水槽外に落下することも。

レッドリップスネール(アカグチカノコガイ)

レッドリップスネール

  • 大きさ:約2.5cm
  • 分 布:南西諸島~東南アジアの汽水域
  • 特 徴:自力で起き上がれる。淡水での長期飼育は体調不良の原因に。

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飼育の決め手は餌のデトリタス

飼育の決め手

イシマキガイなど巻貝の仲間の食性は「捕獲食」。

地表や岩肌の表面を進み、口から食べ物を取り込みます。

食性は、上位から「デトリタス」「動植物の破片やそれらの半分解物」「小動物」の順。

デトリタスとは「微少有機物破片」で、有機物がバクテリアに分解され、無機物に変わる途中の産物のこと。

これが巻貝にとってもっとも消化しやすい最良の餌なんです。

しかし、自然界と異なり、水槽の中ではこのデトリタスを安定して発生させることはなかなか難しいようです。

ここで一工夫。

「フレークフード」を使いましょう。

ただ水面に撒くだけでは水面に浮くばかり。

また底に沈むほど多く入れると腐敗して水質悪化の原因になりますね。

このとき少量のフレークフードをカップに入れ、水槽の水をすくって水ごと流す方法があるんです。

こうすることで、フレークフードを瞬時に水底に供給することができますよ。

水底で生活するコリドラスやエビにも同じ方法が使えますので、ぜひお試しを。

飼育上の注意点は?

飼育上の注意点は

巻き貝飼育の注意点を2つお話しましょう。

1つは「新しい水槽」を作るとき。

新しい水槽では、デトリタスが不足しています。

このため、巻貝たちを餓死させる危険性があるんです。

前述の方法でデトリタスを供給するか、デトリタス以外の付着藻類などがしっかり湧くのを待ちましょう。

一方、熱帯魚のエサの食べ残しなどのために水中養分が多くなり過ぎるのも考えもの。

水槽のガラス壁だけでなく水草にまで付着藻類が発生してしまいます。

すると巻貝が付着藻類を食べに水草表面を歩き回るだけでなく水草まで食べたなんてことにもなりかねません。

また水草が傷つくことで、有機養分が葉から染み出し、糸状藻類の大量発生を招くこともあるんです。

巻貝が水草を食べ始めたら、短いスパンでの水換え(1/4ほど)やマツモなどの水中養分を消費する植物の追加をおすすめします。

もう1つは「転倒事故」

流水性巻貝の代表であるイシマキガイは転倒すると自分で起き上がることができません。

自然界では水底が起伏に富んでいるため、流されている途中に止まって再び歩き出すことができるでしょう。

しかし、平らな水槽内では一度ひっくり返ると起き上がることができず、そのまま死んでしまうこともあるんです。

そこで対応策。

水底にイシマキガイの殻より少し大きめの石を殻の分ぐらいの幅を開けて並べておくとよいでしょう。

自然の様子を真似てレイアウトするのがベストです。

ひっくり返っていたら即座に立てなおしてあげるのはもちろん言うまでもありません。

また自力で起き上がれる巻き貝の種類もいるので、そちらを選ぶのもよいでしょう。

いかがでしたか?

本稿があなたのアクアリウム・ライフの参考になれば幸いです。


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