金魚の病気の治し方。塩水浴で改善する症状には何がある?

金魚の病気の治し方。塩水浴で改善する症状には何がある?

金魚は、見た目や表情が可愛らしく、手軽に飼える癒しのペットとして人気ですね。

でも育てていくうえで、避けて通れないのが「病気」の問題。

金魚が病気になる原因として一番多いのが「免疫力の低下」。

寄生虫や細菌が繁殖する原因になってしまいます。

そのまま放置しても状況は悪化するばかり。

このような場面で使われるのが「塩水浴(食塩浴)」です。

「まさか塩を使って病気を治すことができるとは」と思った方もおられるかもしれませんね。

でも実は昔から使われている最も一般的な方法なんですよ。

今回は、塩水浴を使った金魚の病気の治し方について解説していきましょう。


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金魚の病気の治し方

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どうして塩水浴には効果があるのでしょうか?

1つは「浸透圧」の作用があげられます。

金魚の体内の塩分濃度は約0.5~0.6%とされています。

これに合わせた塩水浴を行うことで、金魚が余分なエネルギーを使わなくなり、体力の回復が見込めるということなんです。

また塩には殺菌作用や新陳代謝を高める効果もあります。

塩水浴をすることで、金魚に繁殖している菌の殺菌や傷口の回復を早めたりすることもできますよ。

ではどんな病気に効果があるんでしょうか?

もう少し詳しく見てみましょう。

塩水浴で改善する症状には何がある?

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塩水浴で効果のある病気(症状)にはどのようなものがあるのでしょうか?

まとめてみましょう。

【効果が期待できる病気(症状)】

  • 水カビ病(綿かむり病)
    症状:体の表面にカビのような白い綿(モヤモヤしたもの)状のものが付着する。
    原因:カビ(傷口から発症)
  • 白雲病
    症状:体の表面に白雲のようなモヤモヤ(体から出る粘液)が付着する(見た目は水カビ病と似ている)。
    原因:コスティア、キロドネラ(寄生虫)
  • トリコディナ病
    症状:体の表面に出血斑ができ、飛び跳ねたり、おかしな泳ぎ方になる。
    原因:トリコディナ(寄生虫)
  • 尾ぐされ病(カラムナリス病)
    症状:ヒレがぼろぼろになる(溶けている)。
    原因:カラムナリス菌(細菌)
  • エラ病
    症状:口やエラの開け閉めが速くなる、水面近くで呼吸する、など呼吸困難が起こる。
    原因:カラムナリス菌、水カビ、白点菌など
  • 転覆病
    症状:ひっくり返ったまま泳ぐ。
    原因:エサの問題(食べ過ぎ、消化不良、古い餌など)
  • 白点病
    症状:体のいたる所に白い点が目立ち、体をこすりつける動きを見せる。
    原因:白点虫(寄生虫)
  • 松かさ病
    症状:うろこが松かさ(松ぼっくり)のように浮いて膨らみ、目が飛び出す。
    原因:エロモナス菌(細菌)
  • 穴あき病
    症状:初期の段階では、ウロコ1枚が白くなり、症状が悪化していくと出血や充血し肉が露出し、体に穴があいたように見える。
    原因:エロモナス菌(細菌)

それでは塩水浴の手順を見ていきましょう。


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塩水浴の手順を見てみよう

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【準備物】

  • トリートメント用水槽:大型のバケツでよい(予備をもう1つ)
  • カルキ抜きした水10リットル:金魚2~3尾あたり
  • エアレーション:エアポンプ、エアチューブ、エアストーン
  • 食塩:添加物の入っていない天然塩・粗塩

塩水浴のさせ方

最終的には0.5%の食塩水を作ります。

トリートメント用水槽にカルキ抜きした水を入れます。

水1リットルあたり5gの食塩を入れます。

ティースプーン山盛り1杯で5gになるので目安にするとよいでしょう。

1リットルあたり5gですから、10リットルの水であれば50gですね。

塩水のトリートメント用水槽ができたら、金魚を水合わせしてから入れます。

エアーレーションできればベターですが、10リットルで2~3尾なら、なくても大丈夫です。

金魚が鼻上げ(水面近くでパクパクする)するようであれば予備の水に換えましょう。

トリートメント用水槽に入れた金魚には、3日間エサを与えずに様子を見ます。

4日目からエサを与え始めます。

エサを1粒ずつ入れていきますよ。

1尾につき5粒程度までにしておきましょう。

このときエサにすぐに食いつくようなら回復してきている証拠です。

食べないようなら、もう少し塩水浴を続けます。

効果が認められてもすぐに元の水槽には戻さないで、2週間程度はそのまま続けましょう。

塩水浴は、新しく金魚を迎えるときにも効果的なトリートメント方法です。

ショップで購入したり、金魚すくいで獲ってきた場合も、すぐに水槽に移さず、塩水浴を施してからにするのがベストです。

塩水浴をしてはいけないとき

一方、塩水浴が好ましくないときもあります。

問題になるのは個体差(体質)です。

塩水浴の途中で弱ってきている様子が見られたらすぐに中止しましょう。

また太っている、巨大化している金魚も向かないとされています。

塩水浴は、決して万能薬ではありません。

病気の症状や進行具合によっても、塩水浴で治らない場面が出てくることもあります。

その場合には症状にあった薬を使用して下さい。

また塩水浴との併用が効果的とされる場合もあります。

このあたりはまた稿をあらためてお話ししましょう。

末永い金魚生活に、少しでもお役に立つことができれば幸いです。


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