犬の口がくさい原因は腫瘍だった!口臭からわかる病気のこと。

犬の口がくさい原因は腫瘍だった!口臭からわかる病気のこと。
健康とおる 先生

冴内さん、こんにちわ。今日はどうされましたか?

冴内みちなが

先生、最近メロンの口が臭いような気がして…。何か原因があるのでしょうか?

メロンくん

口の中がなんだか痛いんだよ。ごはんも食べにくいしね…。

健康とおる 先生

口のニオイにも色々な原因があります。他に目立った症状がなければ、まずは口の中の病気を疑ってみましょう。

冴内みちなが

そうなんですね。口の中は見たことなかったなあ…。

メロンくん

歯周病や口内炎のことが多いけど、胃腸や他の内臓が悪いこともあるんだよ。

犬の口がくさいと感じたら?

多くは歯周病や口内炎などが原因です。

しかし口の中をしっかり観察してみましょう。

しこりやこぶ、粘膜のただれを発見したら口腔内腫瘍かもしれません。

その他、胃腸や腎臓の病気の可能性もあります。放置せずに病院に連れて行きましょう。


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口臭から発見できる病気とは?

口臭から発見できる病気とは?

口がくさいと感じたら、他の症状がないか、よく観察してみましょう。

大きな病気が隠れているかもしれません。

【口臭に伴う症状と考えられる病気】

  • 口腔内腫瘍:口の中(粘膜、舌、唇、歯ぐき)にしこりやこぶ、粘膜のただれがみられる。
  • 歯周病:歯ぐきが腫れたり、出血したり、歯がぐらぐらになったりする。
  • 虫歯:歯が茶色や黒色に変色している。
  • 口内炎:口腔内の異物、感染、ビタミンの不足などにより口の中がただれ、赤くなったり出血したりする。
  • 慢性胃炎:食欲不振や嘔吐がみられる。
  • 糖尿病:多飲多尿、体重減少などがみられる。
  • 腎不全・尿毒症:多飲多尿(初期の腎不全)、体重減少などがみられる。

それでは詳しく見ていきましょう。

犬の口がくさい原因は口腔内腫瘍だった!

犬の口がくさい原因は口腔腫瘍だった

口の中の粘膜、舌、唇、歯ぐきなどに腫瘍ができる可能性があります。

良性のもの(エプリス、乳頭腫など)と悪性のもの(悪性黒色腫、扁平上皮がん、線維肉腫など)に分類されます。

しこりやこぶができ、粘膜がただれ、よだれが多く見られるようになります。

大きな腫瘍では口が閉じなくなったり、食べ物を噛むときに当たって出血することもあります。

頬や目の下が腫れて見えることもあります。

治療は、手術によって腫瘍を切除する治療が一般的です。

【良性腫瘍の種類】

  • エプリス(歯肉腫):歯肉が盛り上がり、飛び出すように徐々に大きくなる(棘細胞性、骨性、線維性)。
  • 乳頭腫:カリフラワー状の腫瘍(イボ)で、扁平上皮がんに移行することもある。

【悪性腫瘍の種類】

  • 口腔メラノーマ(悪性黒色腫):急速に成長する黒い腫瘍で粘膜や舌にでき、肺やリンパ節に転移しやすく悪性度の高いもの。
  • 扁平上皮がん:粘膜がだだれて潰瘍を起こし、あごの骨にも転移することがある。
  • 線維肉腫:歯ぐきにできることが多く、こぶ状の腫瘍が急速に大きくなる。

口腔の腫瘍は比較的発見しやすいものです。

時々は口腔内のチェックをしてみましょう。

歯周病は他の病気の原因にもなる?

歯周病は他の病気の原因にもなる

口内の歯の周辺の病気を歯周病といい、歯肉炎(初期:口内炎の一種)と歯周炎(進行期)に分けられます。

「歯垢」は食べ物のカスに細菌が付着・増殖してできるものです。

それが元で起きるのが歯肉炎です。

進行して歯周炎になると歯がぐらぐらになって抜けたり歯ぐきが化膿するようになります。

歯垢・歯石(歯垢にカルシウムが沈着して硬化したもの)に付いている細菌が原因で歯周病となります。

【症状】

  • 歯ぐき(歯肉)が赤く腫れる。
  • 顔を傾けて食べる(痛みのある方を避けている)。
  • 食べ物が歯ぐきに当たると痛がる。
  • 歯石がたまって食べにくそうにする。
  • 歯がぐらぐらになって抜ける。

【治療と予防】

  • 口腔ケアによって歯垢の除去を心がける。
  • 麻酔下で歯石を除去する。
  • 患部の消毒と抗生剤や抗炎症剤を投与する。
  • ぐらつきのひどい歯を抜く。

【歯周病になりやすい犬種】

  • マルチーズ
  • ポメラニアン
  • チワワ
  • シェットランド・シープドッグ

歯周病を放置することで歯垢・歯石についている細菌が歯肉から血管に入り、心臓病や腎臓病の原因になると言われます。

小型犬に心臓病が多いのは、歯と歯の間隔が狭く、歯石がたまりやすいからと考えらているほどです。

歯垢がたまると「虫歯」の原因にもなり、やはり口臭が強くなる原因になります。

歯周病も虫歯も口腔ケアによって防ぐことができます。

また他の病気の予防にもつながりますので、口腔ケアは定期的に行いましょう。


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口の中の病気以外の原因は

口の中の病気以外の原因は

口の中の病気が原因でないとき、口の中を観察してもよく分かりません。

この場合、独特の口のニオイが判断材料になることがあります。

【口臭の種類】

  • 歯垢や歯肉の炎症のニオイ:古くなったぞうきんのようなニオイ。
  • 慢性胃炎:胃酸のすっぱいニオイ。
  • 糖尿病:甘いニオイ(ケトン臭、アセトン臭とも)、もしくはシンナー臭(化学薬品のようなニオイ)。
  • 腎不全・尿毒症:アンモニア臭。
  • 皮膚炎:レトリバー種などでは口の端によだれがたまり皮膚炎を起こしやすいため、炎症のニオイを口臭と感じることもある。

その他、身近なものでは「慢性胃炎」が考えられます。

胃の粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態です。

急性胃炎が治りきらずに慢性化することもあります。

【慢性胃炎】

  • 症状:時々嘔吐が見られたり、食欲不振でやせたりする。
  • 原因:食物アレルギーや有毒物質、病原体などによる刺激、原因不明のもの。
  • 一般的な治療:胃粘膜の保護、嘔吐止め、抗生剤など。
  • 食事療法:野菜の多い食事(にんじん、ブロッコリー、キャベツ、枝豆、ほうれん草、カボチャ、大根、白菜など)。

いかがでしたか?

口臭は口の中の病気のサインかもしれません。

また他の重大な病気が隠されていることも。

軽く考えず、しっかりチェックしていきましょう。


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