犬の妊娠期間は何日くらい?出産までの食事から赤ちゃんの取り上げ方まで詳しく解説。

犬の妊娠期間は何日くらい?出産までの食事から赤ちゃんの取り上げ方まで詳しく解説。

愛犬の妊娠・出産は飼い主なら心配なものです。

犬の妊娠期間は平均して何日くらい?

妊娠中の体の変化は?

また元気な赤ちゃんを産んでもらうためには出産までの食事も大切ですね。

そして出産に立ち会っても慌てないように取り上げ方(お手伝い)についても知っておきましょう。

では詳しく解説していきましょう。


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犬の妊娠期間は何日くらい?

犬の妊娠期間は何日くらい

犬の妊娠期間は60日前後です。

妊娠の兆候としては、交配後3週目ごろに食欲低下やおう吐などの「つわり」が出ることがあります。

でも期間が短く、はっきりとした兆候を示さない場合もあり、1ヶ月程度は気づかないこともあるようです。

逆に妊娠していないにも関わらず妊娠の兆候を示す「偽妊娠」の可能性もありますよ。

乳腺の膨らみや乳が出たりといった変化がみられます。

また気持ちも変化し、人形を子犬であるかのように扱ったりすることもあります。

出産経験のある犬が繰り返しやすいとされており、犬にとっては大きなストレスです。

また実際の妊娠と区別がつかないこともあります。

実際に妊娠の可能性があるなら超音波検査も可能なので、診察を受けてみましょう。

妊娠期間の母体の変化や食事などの注意点は

妊娠期間の母体の変化や食事などの注意点は

【妊娠前期(1~3週ごろ)】

  • つわり症状(おう吐、食欲低下)がみられることも。
  • つわりがひどい場合や回復しない場合は獣医師に相談を。
  • 食事:量は通常通り。たんぱく質を多めに与える。
  • 注意点:入浴は控える。通常の散歩程度は可能(それ以上は控える)。
【妊娠中期(4~6週ごろ)】

  • お腹が膨らみ、体重が増加する。
  • 動作がゆっくりとなる。
  • イライラして神経質になる。
  • 甘えて飼い主から離れない場合も。
  • 頻尿や便秘がみられる。
  • 食事:6週目ぐらいから妊娠用フードに切り替える。カルシウムを多めに与える。
  • 注意点:運動は適度に行う。ストレスをかけない。安定期(5週目)の入浴は可能。
【妊娠後期(7~9週ごろ)】

  • お腹がパンパンに膨らむ。
  • 乳腺が張り、乳が出る場合も。
  • 出産の兆候を見せる(以下、参照)。
  • 食事:量を3割ほど増やす。栄養価の高いものを与える。
  • 注意点:運動は可能な範囲で行う(難産の予防)。飛び降りるような行動はさせないこと。

出産の兆候や出産に必要な準備とは?

出産の兆候や出産に必要な準備とは

妊娠後期に入ったら、準備を始めましょう。

また体温の変動が目安になりますので、記録しておくとよいですね。

【出産の兆候】

  • 出産の数日前には体温が37度以下まで下がる
  • 出産の直前に平熱(38~38.5度)まで戻る
  • そわそわとして落ち着きがなくなる
  • 不安そうに飼い主に甘えるようなしぐさをみせる
  • 食欲がなくなる
  • 頻尿となる
  • 便が軟らかくなる
  • 呼吸が荒く乱れてくる
  • 穴を掘るような動作(床をかきむしる)がみられる(営巣行動)
【出産に必要な準備物】

  • 体温計
  • 消毒用アルコール
  • はさみ(消毒済)とタコ糸など
  • ティッシュペーパーとガーゼ
  • 洗面器
  • ゴミ袋
  • 産箱(以下、参照)
【産箱の作り方】

  • 犬の体に合った大きさのダンボール(授乳スペースも含めたゆったりしたもの)を準備
  • もともとのケージを掃除し、段ボールなどで目隠ししてもよい
  • 普段から落ち着いて過ごしている場所にセットする
  • ペットーシーツか新聞紙を敷き、清潔な毛布かタオルをその上に敷きこむ
  • 20~25度の室温を整える
  • 人の出入りを避け、同居ペットも近づけないようにする

出産の兆候がみられたら、準備した物品を点検します。

そして産気づいたら、産箱に移動させ、立ち会う飼い主は手をきれいに洗って待ちましょう。


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赤ちゃんの取り上げ方も知っておこう。

赤ちゃんの取り上げ方も知っておこう

犬の出産は、夜中に産気づき、朝までかかることが多いもの。

でも基本的には出産から授乳まですべて母犬自身でできます。

飼い主は、そばにいて安心させてあげるだけで十分なんです。

逆に飼い主が過剰な干渉をしたり、あまりに落ち着かない環境だとペースが乱れることがあります。

間隔が長く開いたり(30分以上)、お産を途中でやめるようなことがあるととても危険。

出産前には自宅で出産させることをあらかじめ獣医師に伝えておくとよいでしょう。

不測の事態が起こったらすぐに獣医師の指示を仰ぎましょう。

【出産の流れと取り上げ方(お手伝い)

  • 30分に1頭ぐらいのペースで生まれる。
  • 生まれると羊膜を破り、へその緒を切る。
  • 羊膜と胎盤を食べて処理する(栄養補給のため)。
  • 羊水で濡れた赤ちゃんをなめてきれいにする。
  • 羊膜をや破らないとき:羊膜を指でやさしく破る。
  • へその緒を切らないとき:赤ちゃんのへそから2cm程度を糸で縛ってその先を切る。
  • 赤ちゃんが呼吸しているのを確認したら、38度程度のお湯でやさしく洗う。
【緊急事態の対処】

  • 胎児が引っかかっているとき:手にガーゼを巻いて掴む。母犬の息みに合わせて回すように引っぱる。
  • 仮死状態のとき:両手で包みやさしく振る。逆さにして背中を叩く。鼻に詰まった粘液を口で吸い出す。
  • 多産の場合の羊膜と胎盤:3頭以上は食べさせずに捨てる(食べ過ぎると下痢をすることも)。
  • 予定の頭数より少ない:帝王切開が必要か、すぐに獣医師に相談を。

予定の頭数の出産を終えて、授乳を始めたら一安心。

育児放棄なども見られないなら問題はありません。

なるべくそっと見守りましょう。

赤ちゃんをむやみに触ったり、干渉しすぎたりすると、神経質な犬だと育児放棄につながるおそれがあります。

十分注意しましょう。

十分落ち着いたら、母犬の体を拭いたり産箱の掃除をしてあげるとよいですね。

授乳期間中は、水分を多めに摂らせ、栄養価の高い食事を与えるよう心がけましょう。

いかがでしたか?

犬にはいわゆる閉経がなく、排卵がある限り妊娠可能とされています。

でも母犬の負担を考えると5~6歳ぐらいまで、生涯で2~3回までが適切といえるかもしれませんね。

ではあなたの愛犬や子犬たちのますますの健康を願ってこの稿を終わりにします。


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