犬の散歩の仕方としつけの方法。時間は決めない方がいいのはなぜ?

犬の散歩の仕方としつけの方法。時間は決めない方がいいのはなぜ?

犬の「散歩」は、健康維持やストレス発散、しつけ、ほかの犬との社会性の向上など、とても大切な役割があります。

でもなかなかスムーズにはいかず、悩みを持つ飼い主さんは意外と多いんです。

今回は、犬の散歩の仕方としつけの方法。

有意義な時間を過ごすための工夫についてお話しましょう。


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犬の散歩の仕方としつけの方法

犬の散歩の仕方としつけの方法

散歩は、犬にとっては日課。

飼い主さんと過ごす楽しい時間のはずですね。

でも散歩が十分でないと、ストレスや問題行動の原因になることもあります。

また飼い主さんにとっても、うまくいかないと悩みの種になりかねません。

愛犬との有意義な時間を過ごすためにも、そのコツや工夫、トラブルの可能性について知っておきましょう。

まずは散歩の目的から。

目的を整理しておくことで、おのずと見えてくることもありますよ。

【散歩の目的】

  • 健康の維持:適度な運動で骨や筋肉、心肺機能を鍛える。肥満を予防する。
  • ストレス解消(欲求の充足):大型犬や狩猟犬では特に重要。犬種に応じた遊び(ボール遊び)も工夫する。
  • 好奇心を満たし刺激を与える:探索行動や匂いを嗅ぐことで満たされる。
  • 問題行動の予防・改善:無駄吠え、噛み癖、引っ張り癖、怖がりなど。
  • 愛犬と飼い主のコミュニケーションの場:飼い主との上下関係を教える。
  • 社会的なマナーを教える場:飼い主以外の人との関係を教える。
  • 犬社会のルールを学ばせる場:ほかの犬との関係を教える。
  • 飼い主同士のコミュニケーションの場:生きた情報交換ができる

散歩の目的は、決して運動だけではありません。

小型犬であっても適度な散歩は必要であることもうなずけますね。

次に基本的な注意点をまとめておきましょう。

時間は決めない方がいいのはなぜ?

時間は決めない方がいいのはなぜ

初めて犬を飼われる方もおられるでしょう。

犬の方でも最初はどうしていいかわからないのかもしれません。

もっとも大切なのは、飼い主がリーダーであることをまずは理解させること。

家の外ではさまざまな危険やトラブルがつきもの。

いざというときにコントロールできないと思わぬ事故につながることもあります。

また犬が心身ともにストレスに感じることは避けなければなりません。

【基本的な注意点】

  • 飼い主がリーダーウォークを身につける:犬を先に歩かせない。あえて犬の顔色をうかがわないこと。
  • 最低限のしつけはしておく:「待て」「お座り」「イケナイ」「おいで」などのコミュニケーションが図れること。
  • 散歩に出る時間は決めない方が無難:散歩に行けないときや時間帯が変わったときに犬がストレスを感じる。
  • 散歩と排泄は分ける:散歩中(屋外)しか排泄できなくなるおそれがある。老犬になったときが特に大変。
  • 犬が散歩に行きたがらないときは無理強いしない:怖い体験をした場合など散歩嫌いになる。病気の場合もありうる。
  • 天候や気温に配慮する:特に夏は熱中症を招く危険がある。雨上がりなど高湿度に注意。

犬に前を歩かせると、好き勝手な行動になりがちです。

むしろ飼い主を散歩に引き連れている感覚になっています。

リードを噛んで引っ張っているときなどはまさにこの状態です。

言うことを聞かず、自分の要求通りになると思い込んだり、探索行動に没頭したり、急に走り出して抑えられなくなったりする原因になります。

リードは無理に引っ張らず、飼い主が方向転換することで分からせましょう。

「ダッシュしていいとき」や「探索したり匂いを嗅いでもいいとき」などのメリハリをつけるのがベストですね。

散歩や遊びの「始まりと終わり」は飼い主さんが指示し、主導権をとるのが上下関係を学ばせるコツです。

また自由な遊び時間では楽しそうにしているからと放っておくのは禁物。

犬が興奮しすぎることで、脱水を起こす危険もあります。

時間を決めて水を飲ませるなど十分に休憩させましょう。

散歩に行きたがらないときは?

散歩に行きたがらないときは

一方、散歩に行きたがらなくなったときは、何か必ず原因があるはずです。

怖いものがある、怖い体験をした(他の犬に吠えられた)、何らかの体調の変化があるなどの理由が考えられます。

怖いものがある場合は、抱っこしたり、車や自転車などをつかって遊び場まで連れて行くのも1つの方法です。

散歩の途中でおやつを与えるのもよいでしょう。

「散歩=嫌なこと」にはしないことが先決ですね。

体調に関しては、あらゆる可能性が考えられます。

特にまだ子犬である場合、対処が遅れると重篤化する病気もあります。

また1歳未満で症状が出始める先天的な骨・関節疾患もありますので、決して見過ごさないようにしましょう。

何らかの症状(下痢をしている、食欲がない、足に痛みがあるなど)が出ていないか観察してみましょう。

数日間続いていることか、急に始まったことか見極める必要もありますね。

さらに気温が適していないときは危険です。

散歩は1年を通した日課であることから、暑さや寒さにも影響されます。

犬は暑さに弱いことが多いため、特に夏期は注意が必要です。

初めて犬を飼われた方であれば、愛犬との初めての夏を迎えるケースもあるでしょう。

一方、お住いの環境や連れて行く場所によっても左右されますね。

街ならでは、また山や川ならではの危険があるんです。

続いて場所柄によっても変わる留意点についてお話しましょう。


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さまざまなところに潜む危険とは

さまざまなところに潜む危険とは

普段は、家の近所や公園で散歩することが多いでしょう。

犬はさまざまなもの(特に匂い)に興味津々です。

気になったものをなめたりかじったり、誤って食べたりすることもよくみられることですね。

拾い食いは思った以上に危険。

特に公園などで放して遊ばせているときは、飼い主が気付かないうちに一瞬のうちに口にしてしまいます。

地面に落ちているもの(腐ったもの)や異物(食べ物でないもの)の誤飲・誤食にはくれぐれも注意しましょう。

他の動物のフン(最近・寄生虫などの感染も)や木切れ、プラスティック、たばこのフィルターなどは比較的気付きやすいものでしょう。

しかし人間には無害でも犬にとっては有害という植物もあります。

また除草剤や殺虫剤の撒かれている場所に知らずに入ってしまうこともあるかもしれません。

絶対に目を離さないようにしましょう。

また犬が食べてはいけないものも知っておくことが必要です。

愛犬がよだれを流したり、嘔吐したら要注意。

なんらかの誤飲・誤食の可能性があります。

一方、気候のよい時期(春や初夏)は愛犬をつれて山や川などにレジャーに出かけることもあるでしょう。

家の近くにそのような環境がある方もおられるでしょう。

この場合も、注意が必要。

「スズメハチ」「ヒキガエル」「マムシ」などの危険な生き物との接触の可能性があります。

危険性が指摘されている「ヒアリ(火蟻)」など毒性の強い虫も対岸の火事ではありません。

適切な散歩量の目安は?

適切な散歩量の目安は

最後に適切な散歩量の目安についてお話しましょう。

散歩量は犬種によってずいぶん異なります。

小型~中型犬では、20~30分程度×2回が目安です。

時間帯を変えることで新しい刺激が得られることがメリットです。

散歩コースを変えるのもよいでしょう。

大型犬では、30~60分程度×2回が目安です。

飼い主の時間的な都合で難しければ、適時ダッシュを入れたりして満足感を高めるのもよいでしょう。

ほかに散歩ができる家族がいれば、相手を変えるのもよい方法です。

また犬種や個体によって散歩量にはばらつきがあります。

その日の体調や天候によって変わることもあります。

時間や回数に加えて、散歩後の犬の様子を観察して満足度を測りましょう。

満足している場合は、帰宅後に自分の居場所(定位置)にすぐに戻る、水を飲んで横になる(寝る)、無駄吠えや噛み癖がみられないなどの様子が見られるはずです。

慣れてくれば、犬の表情でも推し量ることができるでしょう。

いかがでしたか?

散歩が愛犬と飼い主にとって有意義な楽しいひとときになりますように。


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