犬のトイレのしつけ直しは可能。はみだしや場所を間違えるときのトレーニング方法は?

犬のトイレのしつけ直しは可能。はみだしや場所を間違えるときのトレーニング方法は?

犬のトイレで悩まれている飼い主さんは多いことでしょう。

子犬のころの最初のしつけはもちろん、成犬になってもトラブルは多いもの。

シートをはみだしたり、トイレ以外の場所でしてしまうこともありますね。

今回は、トイレのしつけ直しを中心に、さまざまなトレーニング方法についてお話していきましょう。


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犬のトイレのしつけ直しは可能?

犬のトイレのしつけ直しは可能

犬のトイレの問題は、人間といっしょに生活している以上、ずっと続きます。

子犬のころのしつけも肝心ですが、成犬になってからのトラブルも解消していかなければなりませんね。

考えられるトラブルをまとめてみましょう。

【トイレ(おしっこ)のトラブル】

  • トイレにするが、シートからはみ出す
  • 留守番中に部屋や玄関でする
  • トイレ以外の場所でする
  • 外に行かないとしない(できない)
  • マーキングに関するトラブル(散歩中、家の中、飼い主や来客に対して)

こんなトラブルが多いのでは?

つい感情的に叱ってしまうこともあるかもしれません。

でも愛犬にとっては理不尽なこと。

犬にもそれなりの理由があるんです。

それぞれの理由を考えて対処していくことで「しつけ直し」は可能です。

ぜひ試してみましょう。

犬はトイレを認識している?

犬はトイレを認識している

そもそも犬はトイレをどのように認識しているのでしょうか?

「自分が以前にしたおしっこやウンチのニオイがする場所」を自分のトイレと考えています。

そこを安全な場所と考えて、定位置となっていくのです。

トイレがしたくなると、地面(床)のニオイを嗅いだり、うろうろしたりすることはありませんか?

これはまさに自分のトイレを探す行動ですね。

これは散歩中でも同じ。

散歩中に必ずおしっこやウンチをする犬は自分のニオイのついた場所(トイレ)を探していますよ。


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はみだしや場所を間違えるときのトレーニング方法は?

はみだしや場所を間違えるときのトレーニング方法は

さまざまなケースに分けてその理由と対処法を考えてみましょう。

「トイレの失敗」という現象面だけにとらわれていても問題は解決しませんね。

また単に叱るだけでは、飼い主さんとの関係が悪化してしまうことになります。

こうなると、症状がもっとひどくなることもあり得ます。

では順番にみていきましょう。

トイレにするがいつもシートからはみ出しているとき

犬は自分の後ろ足の位置をあまり認識していません。

特に胴長のダックスフンドやウェルシュ・コーギーではこの傾向が顕著です。

また成犬となる2歳前後では、自分のボディイメージがまだ十分に確立していません。

つまり自分の体が大きくなったことに対する自覚に乏しい時期と言えるでしょう。

また犬は人間のようなトイレの概念はありません。

「自分のおしっこやウンチのニオイがついた場所=自分の排泄場所(トイレ)」と考えています。

このため、少々の誤差はOKということになるのでしょう。

でもトイレを失敗したときにあまり大げさに反応するのはNG。

犬の方はかまってもらえたと勘違いしてワザとするようになることもありますよ。

まずは体より大きめのトイレを用意してみましょう。

今まで使っていた2倍以上の大きさのものがよいでしょう。

また圧迫感を避けるために壁から20cm以上は離して設置するのがコツですよ。

それでもうまくいかないようなら、「ペットシーツ」を用いる方法を試してみるとよいでしょう。

犬がトイレをしそうなそぶりを見せたらすかさずペットシーツを敷きます。

ペットシーツの上におしっこ(ウンチ)をする感覚を覚えさせるのがねらいです。

それが気持ちいいことと認識できるまで続けましょう。

そして上手にできたときだけ褒めるようにすると定着できます。

留守番中に部屋や玄関でするとき

留守番中、犬は大きなストレスを感じています。

「甘えん坊タイプの犬」では、帰ってきたらすぐにかまって欲しいと思っています。

このため、玄関先など飼い主さんが発見しやすいところにわざとおしっこ(ウンチ)をすることがあります。

留守中に限って粗相(そそう)をする場合は、確信犯と考えてよいでしょう。

この場合、普段からのしつけが関係しています。

飼い主さんが普段から愛犬の要求にすべて応えているようなパターンが考えられます。

留守番中は、退屈でつまらない状況に耐えられないことが予想されますね

この場合、基本的なしつけをやり直して、「マッテ」「ダメ」などを徹底するようにしましょう。

また「要求吠え」や「要求噛み」が見られる場合は無視をして、一度リセットすることが必要です。

留守番の場合、飼い主さんの外出(不在)を不安に感じるのは、15~30分と言われています。

この時間、他に集中できる楽しいものがあれば、かなり緩和させることが可能です。

留守番のときだけ「知育おもちゃ」や「噛むおもちゃ(犬用ガム)」を与えるのがもう1つの方法です。

留守番のときは楽しいことがあると関連付けることが有効です。

さらに普段から飼い主さんと顔を合わせない時間を確保して、飼い主さんがいない時間に慣らせることも必要です。

また散歩や遊びの主導権を飼い主さんに戻すようにするとよいでしょう。

これらのしつけを実践することで、常にかまってほしいという欲求を軽減させることができます。

トイレ以外の場所でするとき

これは留守番中にするケースと似ていますが、別の理由が考えられます。

犬に限らず排泄中の動物はとても無防備な状態に置かれますね。
 
自分が安全だと判断できない場所では落ち着いて排泄することはできません。
 
中にはトイレに行っても、その場でくるくる回って落ち着かないこともありますね。
 
これは不安が残っていて、排泄する決心がつかないときに見られる行動です。

周りが騒がしい、他の動物が見える、ニオイや声でその存在を感じるなど、何か落ち着かない要素があるのかもしれません。

愛犬が神経質な性格の場合に見られることが多いでしょう。

この場合、カーテンなどで視界をふさぎ、静かで落ち着けそうな場所(部屋)にトイレを準備するとよいでしょう。

トイレ候補の場所を複数個設置して、習慣になったら1つに絞るのも有効です。

一旦ニオイがなくなるので最初は混乱するかもしれませんが、しつけ直しとして行うとよいでしょう。
 

外に行かないとしないとき

犬は自分のトイレの場所をニオイで覚えています。

だから自分のおしっこやウンチのニオイが消えてしまうと「トイレがない」と判断しますね。

この習性を利用しましょう。

散歩コースを頻繁に変えることでリセットすることができますよ。

おしっこするそぶりを見せたら、ここでも「ペットシーツ」を利用します。

ペットシーツの上でおしっこする感覚を覚えさせることで屋内(家)のトイレに誘導しやすくなります。

散歩に出る前に、あらかじめ玄関先でペットシーツの上におしっこを促すとよいでしょう。

最終的に自分のトイレでできるようになれば完成です。

マーキングに関するトラブル

マーキングは、単なる排泄行為ではありません。

分離不安が強い犬では、不安やストレスが強いと「おもらし」することがあります。

しかしマーキングの場合、少し意味が異なります。

この場合、意外と根が深い問題なんです。

マーキングは一般的に言われているように「縄ばり(テリトリー)の主張」が目的ですね。

散歩中に何度も行ったり、家の中で行ったり、飼い主など人に向かって行うときには共通の理由があります。

つまり飼い主さんをリーダーとして認識していないときや順位が逆転している可能性があるんです。

散歩中も不安感が消えないことから、自分のニオイをつけて安心しようとしていることが考えられます。

家の中でも、自分がリーダーとして家(自分のテリトリー)を守ろうとしているのかもしれません。

テリトリーの意識が強い犬や番犬出身の犬種ではこの傾向が強いことが考えられますね。

これでは犬はいつもピリピリ神経をとがらせていなければなりません。

人間に対してマーキングする場合も同じです。

自分のニオイを付けることで、支配下に置いているつもりでいるのでしょう。

これらは、愛犬との関係を築き直し、リーダーとして認識させることでやめさせることができます。

以下の稿にある「防止方法」も試してみましょう。

飼い主さんとの関係は犬にとっては生活の基盤となる重要なもの。

トイレの問題に限らずさまざまな問題とも関わってきます。

普段のあらゆる場面から飼い主さんとの関係性をうかがい知ることができます。

一度よく観察してみましょう。

いかがでしたか?

可愛いと思っていた愛犬の行動や態度が意外な意味を持っていることがあります。

飼い主さんとの関係が逆転していると犬はいつまでも安心することができません。

こうなると問題を助長し、手が付けられなくなることもあるんです。

今のうちに、愛犬とのよりよい関係をしっかり築いていきましょう。


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