フェレットの飼い方と注意点!一人暮らしで不安なエサやトイレのことなど。

フェレットは、好奇心旺盛でとても活発。
飼いやすく人間にもよくなつくことから人気のペットですね。
また寿命も8~11年で、長く可愛がってあげられる動物なんです。
でも特徴の1つである肛門腺の処理はどうする?
一人暮らしだけどエサやトイレは大丈夫?
飼ううえでいろいろと不安はつきものですね。
今回は、フェレットの飼い方と注意点についてお話ししましょう。
フェレットの飼い方と注意点を解説
フェレットの原産は、ヨーロッパ(スウェーデン、フィンランド、モロッコ)。
食肉目イタチ科に分類されます。
頭胴長は30~40cm、尾長は10~20cm、体重0.7~1.4kg。
体型は細くてしなやか。
とても活発で人によく馴れる動物です。
基本的には夜行性ですが、飼い主の生活リズムに合わせた活動も比較的許容してくれます。
好奇心旺盛で遊び好きなので、猫のようにじゃらして遊んであげるとよいですね。
ストレスを与えないように毎日ケージから出してあげましょう。
でも本来はスカンクのように肛門腺から臭いを吹きかけて攻撃するのが特徴。
また食肉目らしい鋭い牙と爪の持ち主でもあるんです。
だから扱いには注意も必要なんですね。
国内で販売されているものでは、スーパーフェレット(マーシャル社)やニューターフェレット(パスバレー社)の個体がメジャーですね。
それぞれ、去勢・避妊手術、肛門腺除去手術が施されているので安心です。
繁殖を希望する場合は、もちろん避妊手術を受けていない個体を選びます。
でも「エストロジェン過剰症」といって、発情期に交尾をさせないと貧血を起こす病気もあるので注意が必要です。
ケージのセッティングはどうする?
それでは、ケージのセッティングから解説しますね。
- フェレット用のケージ:2階建ての構造のもの(はしごをつける)
- 巣箱:ゆったり入れる木製のもの
- エサトレイ
- 給水器:こぼしたりせず安定して供給できる
- トイレ:トレイに猫用トイレ砂を入れて隅に置く
- 床:金網の上にすのこを敷く方がベター
- その他:フェレット用のハンモックやテント、トンネルなどのパーツ(市販)
放し飼いも可能ですが、目を離すと危険です。
冷蔵庫や家具の後ろなどの狭いところに入り込むことが多いので隙間はふさいでおく配慮が必要です。
また電気のコードをかじる可能性もあるので、塩ビ管などで処理しておいたほうがよいでしょう。
トイレは隅でする習性があるので部屋の隅に置いてしつけると清潔が保てますね。
しかし、一人暮らしでは留守中の事故や脱走などのリスクが高いのでケージでの飼育が無難です。
また一時的に部屋に放すときも同様の注意が必要ですよ。
ではエサやトイレについてもう少し詳しくお話ししましょう。
一人暮らしで不安なエサやトイレのこと
フェレットが1日に食べる量は、体重の5~10%程度。
消化から排泄までが約3時間とスパンがとても短いので、1度に大量に食べることはありません。
1日10回程度に分けて少しづつ食べる習性があります。
このため、ドライタイプのフードは、トレイに常に入れておき、好きなときに食べられるようにしましょう。
でも生ものなど腐りやすいものは小まめに取り換えることが必要。
また水もいつでも飲めるように新鮮なものを十分に用意しておきます。
- 主食1:フェレット専用のフード(ドッグフードでも代用可能):子供の場合はお湯でふやかして与える
- 主食2:肉類(牛肉、鶏肉、内臓、飼料用の肉の缶詰、加熱した豚肉)
- 副食:果物(りんご、バナナ、みかん、ぶどうなど)
- 補助食1:昆虫(ミルワーム、コオロギ、乾燥イナゴなど)
- 補助食2:卵、乳製品、煮干しなど、その他の動物性たんぱく質
- 補助食3:根菜類、青菜類、豆類
フェレットは、もともと小鳥や小動物を食べる肉食性。
毒にも免疫があり、毒へびでも平気で食べてしまうほどなんです。
でも果物や野菜など植物性のものも全く食べないわけではありません。
だから市販フードと水以外にも肉類のほか、副食として果物、そして補助的な動物性たんぱく質、野菜なども時々与えましょう。
人間の飲む牛乳は不向きなので与えてはいけません。
またフェレットは空腹だと不機嫌になることもあるので、遊んであげるときは食事のあとにするのがベターですね。
- トイレは隅に置く(ケージ、部屋)
- 猫用のトイレ砂やペットシーツを用いる
- 肉食の動物のフンは臭いが強いので小まめな掃除が必要
- 消化から排泄まで約3時間
- 起きた直後に排泄する習性がある
起きた直後に排便する習性があるので、遊ぶときは排便を確認してからがよいでしょう。
またフェレットに限らず、肉食でたんぱく質を中心に摂る動物のフンは臭いが強いものです。
脱臭効果のあるペットシーツや猫用のトイレ砂などを使うと軽減できます。
でもケージやトイレの掃除をかなりまめにする必要がありますよ。
いかがでしたか?
この稿があなたのフェレットの快適な生活と健康の参考になれば幸いです。