熱帯魚で繁殖しやすいのは?簡単でおすすめの5種を紹介。

熱帯魚で繁殖しやすいのは?簡単でおすすめの5種を紹介。

熱帯魚の飼育に慣れてくると次に気になるのが「繁殖」。

初めて飼う方なら、繁殖しやすい種類を選ぶこともできますね。

今回は、比較的簡単で初心者でもおすすめの5種を紹介しましょう。


Sponsored Links

コリドラスは丈夫で飼いやすいナマズの仲間

コリドラス

【コリドラス(ジュリー)】

  • 分布:ブラジル
  • 全長:5cm
  • 水温:22~27℃
  • 水質:弱酸性~中性

コリドラスは、ナマズの仲間の代表種。

水底を泳ぎ、エサの残りを食べてくれる「掃除役」として混泳水槽の名脇役でもありますね。

でも個性的で可愛らしく、種類も豊富であることからコレクション性にも優れ、はまる人も多い品種ですよ。

「繁殖」もいたって簡単。

オス・メスを複数(20cm水槽で10尾以内が目安)入れておけば自然にペアができることも多いんです。

繁殖させたいときは、水温を一時的に23℃(生育温度は22~27℃程度)ぐらいまで下げると可能性が高まります。

ペアができると追いかけるように一緒に泳ぎ、ガラス面に産卵します。

同じ水槽内に産卵箱を用意し(食べられるのを防ぐため)、卵を移動させます。

稚魚がかえったら、ブラインシュリンプを与えましょう。

ブラインシュリンプは稚魚に与える餌として最適なんです。

自家繁殖も可能なのでぜひ挑戦してみましょう。

ブラインシュリンプについては以下の稿を参考にしてみてくださいね。

アベニーパファーは淡水で飼える最小のフグ

アベニーパファー

【アベニーパファー】

  • 分布:インド
  • 全長:2~3cm
  • 水温:22~27℃
  • 水質:中性

アベニーパファーは、最小のフグ。

淡水での飼育が可能なため、水草レイアウト水槽にも向く人気魚です。

水質は「中性」なので神経質にならなくてもOK。

水槽のスネール貝を食べてくれるのも面白いところですね。

でも見かけによらず縄張り意識が強く、他の魚のヒレをかじることもあるので混泳は不向き。

繁殖させる場合は、アベニーパファーのみで、オスとメスを複数(20cm水槽で10尾以内が目安)入れておくと自然にペアができます。

ペアができたら別水槽に移すと可能性が高まります。

親魚にはイトミミズなどの生餌を与え、産卵床にウィローモスを入れて待ちましょう。

産卵したらウィローモスごと別水槽に移すか、卵を産卵箱に移すとよいでしょう。

5日間ほどで孵化したら、ブラインシュリンプを与えます。


Sponsored Links

グッピーは定番人気のメダカの仲間

グッピー

【グッピー(レッド・モザイク)】

  • 分布:改良種
  • 全長:5cm
  • 水温:20~27℃
  • 水質:中性~弱アルカリ性

グッピーは、色鮮やかでヒレの形も多様。

種類が豊富で飼いやすいため、いつの時代でも定番の人気種です

グッピーは「卵胎生メダカ」といって、メスの体内で孵化した稚魚を産むところが特徴ですよ。

オスとメスを複数(30cm水槽で10尾以内が目安)入れておくと自然にペアができます。

メスのお腹がふっくらしてきて、稚魚の目が透けて黒く見え始めたら出産が近い証拠。

水槽内に産卵箱をつけて、出産の近いメスを入れましょう。

産卵箱に稚魚が生まれたら、食べられないようにメスだけを取り出します。

稚魚が2cmほどになるまでは、稚魚用の水槽に分けておきます。

餌は稚魚用の配合飼料やブラインシュリンプを与えましょう。

エンゼルフィッシュはペアで子育てする魚

エンゼルフィッシュ

【エンゼルフィッシュ】

  • 分布:アマゾン川など
  • 全長:12~15cm
  • 水温:22~27℃
  • 水質:弱酸性~中性

熱帯魚と言えばエンゼルフィッシュを思い浮かべる方も多いのでは?

ひし形のボディラインと光るウロコが熱帯魚らしさを感じさせますね。

エンゼルフィッシュは、難しいと思われがちな「シクリッド」の仲間。

でもとても飼いやすく繁殖も十分に可能です。

産卵後もペアで子育てする珍しい生態を持ちますよ。

繁殖して子育ての様子が観察できたら素敵ですよね。

では繁殖の手順をまとめてみましょう。

【繁殖の手順】

  1. オス・メス合わせて5~6匹を同じ水槽に入れる
  2. ペアができるのを待つ(2匹で一緒に泳ぎ、縄張り作りをしていればペア)
  3. ペアを別の産卵用水槽に移動する
  4. 産卵用水槽に産卵筒もしくはアマゾンソード(水草)を入れ、フィルターの口にはスポンジを付ける
  5. 卵が産まれたらライトは点灯したままにする(水槽はあまりのぞかないこと)
  6. 稚魚が泳ぎ始めたら2~3回/日の頻度でブラインシュリンプを与える
  7. 3~4週間ほどで体型が完成する
  8. 2か月ほどで3cmぐらいに成長する
  9. 親と同じ餌を与える

アピストグラマは南米の宝石

アピストグラマ

【アピストグラマ(カカトゥオイデス)】

  • 分布:コロンビア・ペルー
  • 全長:8cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:弱酸性~中性

アピストグラマは、状態が良ければ頻繁に産卵する種類が多いことが知られています。

代表的なアカシジィやビタエニアータ、トリファスキアータなどは繁殖が容易な魚とされていますよ。

産卵は流木のくぼみや水草などで行われ、ペア一組で放卵、放精します。

ポイントは「水質」

pH値や硬度をチェックし、「弱酸性の軟水」に調整することが重要です。

しっかり水質をキープすることで魚の状態がよくなり、産卵の可能性は高まるでしょう。

稚魚には「育成用の水槽」を準備し、「ブラインシュリンプ」の幼生を与えます。

4~5ヶ月ほど経つと成魚の特徴が表れ始めるでしょう。

幼魚期にアカムシやイトミミズを与え過ぎると肥りすぎの個体になってしまうので注意が必要です。

冷凍飼料や人工飼料などもバランスよく与えるとよいでしょう。

いかがでしたか?

生き物を飼う上で、繁殖はとても神秘的な体験ですね。

そして自分が育てた魚が元気に育つ姿を見るのは何よりの楽しみでしょう。

本稿が、あなたのアクアリウムライフの参考になれば幸いです。


Sponsored Links