グラミー【熱帯魚】の種類を紹介。ドワーフから大型までおススメなのは?

グラミー(グーラミィ)は迷宮器官と呼ばれる補助呼吸器官を持った熱帯魚。
水中酸素が少ない環境にも適応するため、直接口から酸素を取り入れることができるんです。
飼育が容易な種類が多く、初心者にもおすすめの魚です。
今回は、ドワーフ(小型)から大型まで、さまざまなグラミーを紹介しましょう。
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グラミー【熱帯魚】の種類を紹介
グラミーは「アナバス」に分類される魚です。
この種の最大の特徴は、迷宮器官(ラビリンス)を持つこと。
このため「ラビリンス・フィッシュ」とも呼ばれていますね。
「ドワーフ」や「リコリス」など小型のグラミーはおおむね4~5cm程度。
種類も多くコレクション性にも優れていますね。
【小型のグラミー(ドワーフ種ほか)】
- ドワーフ・グラミー:5cm
- ハニー・ドワーフグラミー:4cm
- コバルト・ドワーフグラミー:5cm
- ネオン・ドワーフグラミー:5cm
- サンセット・ドワーフグラミー:5cm
- ピグミー・グラミー:3cm
- チョコレート・グラミー:5cm
【小型のグラミー(リコリス種)】
- パロスフロメヌス・ディスネリー:4cm
- パロスフロメヌス・アラニー:4cm
- パロスフロメヌス・リンケイ:4cm
- パロスフロメヌス・ナギー:4cm
- パロスフロメヌス・パルディコラ:4.5cm
- パロスフロメヌス・クインデシム:5cm
一方、大型のグラミーでは、20cmに達するものまであります。
存在感も十分な魚たちですよ。
【中・大型のグラミー】
- レッド・グラミー:6cm
- クローキング・グラミー:6cm
- スファエリクティス・バイランティ:6cm
- スリースポット・グラミー(ブルー・グラミー):10cm
- ゴールデン・グラミー:10cm
- パール・グラミー:12cm
- シルバー・グラミー(ムーンライト・グラミー):14cm
- キッシング・グラミー:20cm
同じラビリンス・フィッシュの種類には「ベタ」がいます。
こちらも飼いやすく、大きく派手なヒレ(ショーベタ)が印象的な人気の品種です。
見比べてみても面白いかもしれませんね。
ドワーフ種(小型)は飼いやすい?
ドワーフ・グラミーの仲間は、アナバスの入門魚。
初心者向けの種類と言えますね。
美しく、種類も豊富、しかも安価。
すべてを兼ね備えた魚なんです。
ドワーフ・グラミー
- 生息地:インド・バングラデシュ
- 全長:5cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性~中性
- 特徴:初心者向き。最もポピュラー。温和な性質。
ハニー・ドワーフグラミー
- 生息地:インド(アッサム地方)
- 全長:4cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性~中性
- 特徴:初心者向き。ドワーフ・グラミーとは別品種。水槽の油膜やコケなども掃除する。
コバルト・ドワーフグラミー
- 生息地:改良種
- 全長:5cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。コバルトブルーの発色が強い。奇形に注意。
ネオン・ドワーフグラミー
- 生息地:改良種
- 全長:5cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性~中性
- 特徴:初心者向き。ブルーの面積が拡大された。ヒレのネオンブルーが印象的。
サンセット・ドワーフグラミー
- 生息地:改良種
- 全長:5cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。ブルーの部分が除かれた。文字通り夕日のような鮮やかなオレンジ色。
ピグミー・グラミー
- 生息地:タイ・マレーシア・カンボジア
- 全長:4cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。ストライプが美しい。鳴き声を出す。温和な性質。
チョコレート・グラミー
- 生息地:マレー半島・スマトラ島
- 全長:5cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- 特徴:マニア向きで難しい。購入時の状態には特に注意。
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リコリス種の飼育は難しめ?
リコリス・グラミーの種類は、弱酸性の水質を好みます。
水質が発色に影響するため、管理が少々難しいと言えるでしょう。
パロスフロメヌス・ディスネリー
- 生息地:スマトラ島・マレー半島・バンカ島
- 全長:4cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- 特徴:単にリコリス・グラミーと呼ばれる種。飼育は難しめ。単独種飼育の方が発色がよい。
パロスフロメヌス・アラニー
- 生息地:ボルネオ島
- 全長:4cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- 特徴:飼育は難しめ。ピートモスで水質管理を。団扇のような尾ヒレが特徴。
パロスフロメヌス・リンケイ
- 生息地:ボルネオ島中央部
- 全長:4cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- 特徴:飼育は難しめ。中央部の斑点とヒレのブルースポット、ピンテールが特徴。
パロスフロメヌス・ナギー
- 生息地:マレー半島
- 全長:4cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- 特徴:飼育は難しめ。バブルネストビルダー。
パロスフロメヌス・パルディコラ
- 生息地:マレー半島
- 全長:4.5cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- 特徴:飼育は難しめ。背ビレの幅が広く、縁が青白いのが特徴。
パロスフロメヌス・クインデシム
- 生息地:ボルネオ島
- 全長:5cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- 特徴:飼育は難しめ。各ヒレがカラフルで体も大きめ。
中・大型グラミーでおすすめは?
今回は、6cm以上の種を中型として分類しました。
大型のものは20cmに及ぶものもいて、存在感は抜群。
それでいて飼育はドワーフ同様に容易なところが魅力ですね。
レッド・グラミー
- 生息地:改良種
- 全長:6cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。文字通りの真っ赤な体色が特徴。
クローキング・グラミー
- 生息地:タイ・マレーシア・インドネシア
- 全長:6cm
- 水温・水質:25~29℃・弱酸性~中性
- 特徴:初心者向け。鳴き声を出す(テリトリー争い)。泡巣を作るバブルネストビルダー。
スファエリクティス・バイランティ
- 生息地:ボルネオ島
- 全長:6cm
- 水温・水質:25~28℃・弱酸性
- アドバイス:やや難しい。チョコレート・グラミーの仲間。
スリースポット・グラミー(ブルー・グラミー)
- 生息地:東南アジア
- 全長:10cm
- 水温・水質:25~29℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。オスが泡巣を作るバブルネストビルダー。
ゴールデン・グラミー
- 生息地:改良種
- 全長:10cm
- 水温・水質:25~29℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。スリースポット・グラミーの改良種。鮮やかなイエローが印象的。
パール・グラミー
- 生息地:マレー半島・スマトラ島・ボルネオ島
- 全長:12cm
- 水温・水質:25~29℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。輝く真珠を思わせるパールスポットが美しい。
シルバー・グラミー(ムーンライト・グラミー)
- 生息地:タイ・カンボジア
- 全長:14cm
- 水温・水質:25~29℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。幻想的なブルーシルバーの体色が特徴。鱗のはがれに注意。
キッシング・グラミー
- 生息地:改良種
- 全長:20cm
- 水温・水質:25~29℃・弱酸性~中性
- 特徴:飼いやすい。キスのようなしぐさ(威嚇行為)をすることから命名された。
いかがでしたか?
お気に入りのグラミーは見つかりましたか?
本稿が、あなたの熱帯魚選びの参考になれば幸いです。
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