ウサギの飼い方。食べ物の種類で毛並みも変わるって本当?

ウサギの飼い方。食べ物の種類で毛並みも変わるって本当?

もふもふとした毛並みが可愛いウサギですが、毛並みが悪くなったと感じたことはありませんか?

もしかすると栄養のバランスや消化器の調子が原因かもしれませんよ。

栄養が偏ったエサを与えることで、毛並みどころか脱毛まで起こることがあります。

また人間の食べ物を与えていると、脂肪過多となり、脂漏性の皮膚炎を起こす原因にもなります。

そもそも草食動物であるウサギの消化器は、いつでも活発に動いていなければなりません。

だから食事の質と量はとても大切なんです。

今回は、ウサギの食事についてお話ししましょう。


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ウサギの飼い方:最も大切な食べ物の種類は

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ウサギの食事の基本(主食)は、「牧草(干し草)」と「ペレット」です。

ペレットは毎日決まった量を与え、牧草はいつもゲージの中に用意しておくのがベストです。

基本的な食事の量と与え方をまとめてみましょう。

ペレットの量を基本に考えます。

【食事の量の目安】

  • ペレットは体重の5%程度
  • 野菜や果物は全体の10%まで(その分、ペレットを10%減らす)
  • 回数は朝と夕方~夜の決まった時間に1日2回
  • 夜の方を多めにする(夜行性であるため)
  • 牧草はいつも食べられるようにしておく(食べ放題)

牧草(干し草)の選び方

牧草は「イネ科」と「マメ科」の2種類に分けられます。

牧草の種類と特徴を整理してみましょう。

【チモシー(イネ科)】

  • 低タンパク
  • 低カルシウム
  • 成体期(大人)~老齢期向き
  • 1番刈り:繊維質67.4%以下、カルシウム0.32%以下、青々として新鮮
  • 2番刈り:繊維質49.97%以下、カルシウム0.80%以下、茎が少なく柔らか、カロリーは低め
  • 3番刈り:繊維質47.8%以下、カルシウム0.3%以下、穂ができる前に刈られるのでカロリーは高め
【アルファルファ(マメ科)】

  • 高タンパク
  • 高カルシウム
  • 成長期(離乳後~8ヵ月ごろ)向き
  • 繊維質30.0%以下、カルシウム1.0%前後
  • 栄養価、嗜好性が高い
【よい牧草の条件】

  • 十分に乾燥しているもの
  • ほこりっぽくないもの
  • 手触りが柔らかで弾力のあるもの
  • 色合いは緑から黄緑色で光沢があるもの
  • 香りが豊かなもの(カビ臭くないもの)

牧草は、何といっても食事の基本。

常に新鮮なものが食べられるようにしてあげましょう。

繊維質が多いので消化活動を助け、「毛球症」を予防します。

また前後左右に歯をすり合わせて食べるので歯の伸びすぎを防ぎ、「不正咬合」の予防にもなります。

牧草を食べないときは、ペレットや副食が多いのかもしれません。

そのときはペレットや副食の量を調節してあげましょう。

また湿って香りが落ちている可能性もありますよ。

そのときは電子レンジで水分を飛ばしたり天日干しをしてから与えるとよいでしょう。

牧草を保管する場合は、密閉できる容器(乾燥剤も)に移し、涼しく光の当たらないところに保管しておきましょう。

量が多いときは衣装ケースなどの容量の大きいものにいれておくと便利ですよ。

ペレットの選び方

栄養のバランスを取るためにはもう1つの主食としてペレットが必要です。

ペレット選びのポイントを整理してみましょう。

【ペレット選びのポイント】

  • ソフトタイプ:嗜好性が高い(食欲のないときに)。
  • ハードタイプ:歯ごたえのある方が食べ過ぎない。
  • たんぱく質と脂質が適当なもの:毛並みに影響するので、長毛種と短毛種によって変える。
  • 繊維質の多いもの(成体期~老齢期):腸の活動を助けるため。
  • 低カルシウムのもの(成体期~老齢期):カルシウムが多いと尿石症の原因となるため。
  • 食べやすい大きさのもの:小さめがおすすめ

ペレットを保管する場合は、密閉できる容器(乾燥剤も)に移し、冷蔵庫に入れておきましょう。

それでも製造日より6ヵ月程度で使い切るのが目安ですよ。

成長に応じて食事の内容を変えよう

成長期には、良質な植物性たんぱく質が必要です。

この時期には、アルファルファ(マメ科)の牧草やペレットを与えましょう。

1歳を過ぎるころから、徐々にチモシー(イネ科)の牧草やペレットを多めにしていくのがよいですね。

また4~5歳の老齢期には、チモシー(イネ科)の牧草やペレットをメインにします。

食欲が落ちたときは、嗜好性の高いアルファルファのペレットを少量与えるとよいでしょう。

ペレットを軟らかくふやかしたり、副食の野菜といっしょに与える工夫もしてみましょう。

エサを変えるときは

ウサギは、本能的に普段食べているエサしか食べません。

牧草やペレットの種類を交換する場合は、もともとのエサが残っている状態で、新しい種類のものを徐々に追加していきます。

新しい種類に、徐々に慣れさせていくのがよいでしょう。

ウサギを友人から譲りうけた場合やペットショップで購入した際には、もともと与えていたペレットの種類を教えてもらいましょう。


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副食になる食べ物を選んでみよう

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副食として野菜や野草、そして果物も与えます。

ペレットでは補えない栄養素を加えたり、食欲の増進にも役立ちます。

好きな副食を見つけておけば、食べなくなったときや薬を与えるときにも使えますね。

でも与えすぎは禁物ですよ。

主食を食べなくなったり、栄養のバランスを崩すことにつながります。

全体量の10%まで(ペレットは10%減らす)にしましょう。

では副食の種類を見ていきましょう。

野菜はウサギの大好物

「野菜」はウサギの大好物です。

病気で食欲がなく、牧草やペレットは食べなくても野菜ならよく食べることもあります。

ニンジンや小松菜、チンゲサイなどの緑黄色野菜は栄養価が高く繊維質も豊富。

また牧草をあまり食べない場合は、ブロッコリーやセロリの茎がおすすめ。

レタスや白菜、キュウリなどの淡色野菜も好きですが、水分が多く下痢を起こしやすいので少なめにしましょう。

野菜をきれいに洗い、水分を切って準備します。

単品ではなく少量ずついろんな種類を与えましょう。

【与えてよい野菜】

  • ニンジン
  • 小松菜
  • チンゲンサイ
  • ブロッコリー
  • カリフラワー
  • セロリ
  • パセリ
  • カブの葉
  • 大根の葉
  • サラダ菜
  • サツマイモ
  • モロヘイヤ
  • レタス
  • 白菜
  • キャベツ
  • キュウリ

野草は与えるときに注意が必要

野菜と同じように「野草」も好きですね。

でも散歩中に与える場合には注意が必要です。

排気ガスや農薬の汚染、犬や猫の尿やフンには気を付けましょう。

与えるときは食べられるものであることを確認し、いったんちぎって洗ってから与えましょう。

【与えてよい野草】

  • ハコベ
  • クローバー
  • タンポポ
  • ペンペングサ(なずな)
  • ノコギリソウ
  • オオバコ
  • シロツメグサ

果物はしつけのごほうびに

「果物」は繊維質が多く、ビタミンも豊富です。

パイナップルやパパイヤには胃腸の働きをよくする酵素も入っています。

でも糖質が多く、与えすぎると肥満や虫歯のもとになりますよ。

おやつやごほうびとして、ほんの少しだけ与えましょう。

果物もきれいに洗い、水分を切って準備します。

【与えてよい果物】

  • パイナップル
  • パパイヤ
  • リンゴ
  • メロン
  • イチゴ
  • ブドウ
  • バナナ

与えてはいけないものは

人間にとっては安全でもウサギにとっては中毒を起こす危険なものも多く存在します。

これらのものは特に注意が必要ですよ。

【与えてはいけないもの】

  • 野菜:ジャガイモの芽と皮、生の豆類、ねぎ類(ねぎ、玉ねぎ、にんにく、にら)
  • 野草:ヒガンバナ、シャクナゲ、あさがお、スイセン、すずらん、わらびなど
  • 果物:アボカド

その他、人間の食べ物には全般的に注意が必要です。

ごはんやパン、クッキー、ケーキ、チョコレート、カフェインなどは欲しがってもあげてはいけませんよ。

糖質(炭水化物)が多く、繊維質の少ないものや刺激の強いものは禁物です。

いかがでしたか?

ウサギの寿命は、一般的には5~7年です。

でも正しい飼い方をすることで平均寿命よりも長く生きるウサギもいます。

10歳以上長生きするウサギも珍しくないようですよ。

ウサギの年齢で10歳は、人間に直すとなんと92歳!

末永く一緒にいられるよう、この稿がお役に立てれば幸いです。


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