メダカの飼い方【初心者編】。室内で楽しむ水槽は水替えよりも水草が大切?

メダカの飼い方【初心者編】。室内で楽しむ水槽は水替えよりも水草が大切?

メダカは癒しのペットとしてすっかり定着したようですね。

さまざまな改良品種も登場し、室内室内で熱帯魚感覚で飼う方も増えています。

でもいざとなると、エサのやり方や水草、そして水替えのことなど分からないことばかり。

適切な環境で長く楽しむためにはどうしたらいいのでしょうか?

今回は、メダカの飼い方を初心者向けにやさしくお話していきましょう。


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メダカの飼い方で初心者が知っておくべき基礎知識とは

メダカの飼い方で初心者が知っておくべき基礎知識

メダカついて基本的なところを知っておきましょう。

まずは品種の紹介です。

現在では、品種改良が進んでさまざまな種類のものがあります。

ここでは代表的なものをまとめてみましょう。

【メダカの品種】

  • 黒メダカ:日本各地に生息していた野生種であるが、自然界では絶滅危惧種に指定されている。
  • 緋メダカ:黒メダカの変異種で、江戸時代から受け継がれている。最も飼いやすいと言われる。
  • 白メダカ:黒メダカの変異種で、江戸時代から受け継がれている。黒と黄色の色素を持たないのが特徴。
  • 青メダカ:黒メダカと白メダカを掛け合わせて作られたもの。比較的新しい品種。
  • だるまメダカ:白メダカ、青メダカの変異種で、ずんぐりした胴体が特徴。アルビノ種も存在する。
  • ブチメダカ:体表にあるブチ(まだら)が特徴。ブチヒメダカやブチ白メダカなどの種類がある。
  • アルビノメダカ:劣性遺伝で生まれてきた品SHで透き通った体と赤い目が特徴。

メダカは昔から日本人にはなじみの深い生き物。

江戸時代から可愛がられてきたんですね。

飼うときは、同じ水槽に異なる品種を混ぜて入れない方がいいでしょう。

古くから受け継がれた純血種を守るのも大切なことですね。

ではメダカの飼い方についてお話しましょう。

まずはメダカの体の特徴との関係で知っていただきたいことがあります。

水温と酸素の関係を知ろう

メダカはご存知の通り「エラ呼吸」をしていますね。

水に溶けた酸素を取り入れることで呼吸しています。

この生きていく上で必要な酸素の量ですが、実は水温によって変化するんです。

つまり水温が高いときは酸素の消費量は増え、逆に水温が低くなると消費量は減るとされています。

これはメダカの活動量と関係しているんです。

一般に20度から28度が適温とされていますね。

5度以下では、ほとんど動くことはなく、ほぼ冬眠状態と言えます。

15度程度から活動が始まり、適温に入ると最も活発に動き出すんです。

しかし30度を超えるとまた動きは鈍くなります。

メダカは比較的水温に対する適応力は強い生き物ですが、おおむね適温を守ってあげるのがベストですね。

一方、水に溶け込む酸素の量は、水温が上がるほど減少する傾向にあります。

特に夏期は、室内であっても直射日光の照射や留守中の温度上昇には注意しましょう。

エサは少しずつあげるのが原則

メダカはエサをずつしか食べられません。

これは、体の構造と関係していますよ。

メダカの口には歯がありません。

食べ物を取り込むと、エラでこしてから喉の奥にある歯(咽頭歯)で小さく砕かれ、そのまま腸に送られます。

胃もないので大量に体内にため込むことができないんですね。

だからメダカの口の大きさに合ったエサを少しずつ数回に分けて与えるのが最も負担をかけない方法です。

また水温も重要。

水温が低いと動きも鈍く、食べても消化するのに時間がかかるため、消化不良を起こすことがあります。

適温のときの活発な状態を基準にしてエサの量も加減するのが無難ですね。

【エサの種類とあげ方】

  • 雑食性で藻や水草も食べる。ミジンコウキクサ(ミジンコ藻)がおすすめ。
  • ボウフラや赤虫(蚊の幼虫)、ミジンコ(プランクトン)などの生餌。
  • 生餌が難しければ、冷凍ミジンコなどの加工品もたまにあげるとよい。
  • 通常は市販の人工エサ(メダカ用):顆粒、粉末、フレークなど口の大きさに合わせたものを選ぶ。
  • 1回分は2~3分で食べきれる量にする。
  • 朝、昼、夕方に分ける。
  • 冬場の朝は遅め(水温が上がってきてから)にする。
  • 常に少なめを心掛ける。
  • 数日間あげなくてもOK。留守中に余分に与えるのはNG。

エサのあげすぎは、腸炎などの病気の元になったり、食べ残しの腐敗によって水質の悪化を招きます。

くれぐれも適量を心がけましょう。

フンを観察することで簡単な健康チェックをすることもできますよ。

水底に沈む黒っぽいフンなら問題なし。

水中を漂うような白っぽいフンだとエサの質の低下や体調不良も考えられます。

このようなときは、数日間エサをやらず様子をみましょう。

またエサの新鮮度や適合具合を見直してみるのもよいですね。

ではいよいよ水槽を作っていきますよ。


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メダカを室内で楽しむ水槽は水替えよりも水草が大切

メダカを室内で楽しむ水槽は水替えよりも水草が大切

まずは水槽です。

熱帯魚の飼育用のガラス水槽でよいでしょう。

メダカは群れをなして泳ぐ習性があります。

大きければそれに越したことはありませんが、置き場所に限界がある場合は小型のものでもかまいません。

その場合、メダカのストレスにならないよう、5~10匹程度が適当でしょう。

またあとでお話しする水草のスペースも必要ですので、少なめにしておくのが無難です。

最適な水の作り方

メダカにとって何と言っても大切なのは水槽の環境ですね。

順番に説明していきましょう。

【水の作り方】

  • 水道水を清潔なバケツに入れ、3日間放置する(カルキ抜き)。
  • 太陽光に当てるとよい(カルキ抜き)。
  • バケツからバケツに移し替える。このとき高いところから落とす(酸素を溶け込ませる)。
  • 急ぐ場合はカルキ抜きを使用してもよい。

【水槽の準備】

  1. 赤玉土(小玉~中玉)をふるい(2mm)にかける。
  2. ふるいに残った分を使用する。
  3. 土を洗って汚れを落とす。
  4. 水槽に土を入れて熱湯消毒する(水槽ごと)。
  5. 1日寝かせる。
  6. 水を捨てる。
  7. 水草を植える(後述)。
  8. バケツの水を入れる。
  9. 巻き貝を入れる(後述)。
  10. 1~2日寝かせる。
  11. 水が透き通り、水草や巻き貝にも問題がなければ完成。
  12. メダカを入れる。
  13. 水が減ってきたら、作り置きの水を足す。

水替えの時期は決まったルールはありません。

雑菌が繁殖せず、またプランクトンの異常繁殖もみられず、水がきれいなままであれば問題ありません。

蒸発して減った分だけ補充すれば大丈夫です。

もし水質が悪化するようであれば、上記の方法をやり直すとよいでしょう。

そのほか井戸水や河川の水を使用する場合は水質の確認が必要です。

井戸水の場合、メダカにとって害のある成分が含まれていたり、硬度が高すぎたりする場合があります。

また河川の水の場合も、水槽に入れると流水ではなくなるため、衛生状態が悪化することもあり、注意が必要です。

最適な水草の種類

水草は、水槽を美しく見せてくれます。

でもそれ以上に重要な働きをしています。

メダカのエサの食べ残しやフンが分解されると塩素や炭酸ガス、プランクトンが発生します。

この有害な物質を吸収し、酸素を供給してくれるのが水草なんです。

だからメダカが生きていくためには、この水草もいっしょに育つことが必要ですね。

ではおすすめの水草の種類を紹介しましょう。

【おすすめの水草(水生植物)】

  • マツモ:金魚藻の1種で一般的。低水温にも強く、光量も少なくてよい。
  • アナカリス(大カナダ藻):金魚藻の1種で一般的。低水温にも強く、光量も少なくてよい。
  • ウォーター・スプライト:隠れ場所になりやすい。葉先を水に浮かべるだけでも育つ。
  • ウィローモス:隠れ場所になりやすい。流木や石に巻いて活着させるとよい。
  • リシア:美しい気泡が特徴。本来は浮き草であるため、沈めて育てるにはリシアネット、十分な光量、CO2添加が必要。
  • ウォーターマッシュルーム(水生植物):繁殖力が強く小さな水槽には不向き。間引きが必要。
  • ホテイソウ(水生植物):大きく成長するので小さな水槽には不向き。冬は枯れるので取り出す。

これらは、熱帯魚の水槽でも用いられるもので、水草の中でも扱いやすく手間もかかりません。

屋内水槽で飼う場合もよくマッチする種類ですね。

水槽の清潔には巻き貝が効果的

水の濁りの原因は、エサの残べ残しとフン、そしてプランクトンや水槽についたコケ(藻)ですね。

特にコケ(藻)は、日光の照射によってどうしても発生してしまいますね。

日光の当たらない場所に水槽を置く手もあります。

でも今度は水草が育たなくなるため、ある程度の日光は必要(直射日光は避ける)ですね。

これらの問題は「巻き貝」を一緒に入れることでも改善できるんです。

巻き貝も水草と並んで水槽にはなくてはならない存在と言えるでしょう。

これらの巻き貝は、水槽の掃除役としてショップでも売っていますので近所に水辺がなくても大丈夫ですよ。

【おすすめの巻き貝】

  • モノアラガイ:食べ残しやフンを掃除する。2cmほどで右巻き、短い触角が特徴。沼や池に生息。
  • サカマキガイ:食べ残しやフンを掃除する。1cmほどで左巻き、細長い触角が特徴。沼や池に生息。
  • イシマキガイ:ガラス面のコケを食べる。3cmほどで貝の先端が欠けているのが特徴。川の護岸などに生息。
  • タニシ:プランクトンを食べて浄化する。初夏に30~40個の子貝を産む。水田のほか、池、沼、川に生息。
  • ヒメタニシ:プランクトンを食べて浄化する。小型のタニシで大きさは4cmほど水田のほか、沼、川に生息。

これらの巻き貝もフンをします。

しかしこのフンを水草が肥料として吸収してくれるんです。

こうして水槽内の循環がまた一つできるわけですね。

いかがでしたか?

水槽内は小さな自然と言えそうですね。

それでは熱帯魚とは少し違ったメダカの世界を楽しみましょう。


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