食べられる野草図鑑【春夏編】。合計22種類を集めてみた!

国内各地で自生している野草たち。
山野や水辺に限らず、近所の道端にも食べられるものは存在しています。
また派手さはなくても小さな美しい花を咲かせる種類が多いんです。
少し足を止めて観察してみませんか?
また採取して食べれば季節を感じることもできるでしょう。
今回は、春夏の野草22種類を集めてみました。
春の野草図鑑
まずは春の野草をまとめてみましょう。
- セリ(夏の野草:春の新芽を食べる)
- ナズナ(ペンペングサ)
- ハハコグサ
- ハコベ
- コオニタビラコ
- フキ(フキノトウ)
- ユキノシタ
- ノビル
- オランダガラシ(クレソン)
- ハマダイコン
- ヨモギ(秋冬の野草:春の若葉を食べる)
- ノヂシャ
- カワヂシャ
- ツルナ(ハナヂシャ)
セリからヨモギまでの11種類は以下の稿を参照してくださいね。
ではノヂシャから。
ノヂシャ
オミナエシ科の1年草~越年草。
道端や土手に生え、白い花を咲かせる野生のチシャ。
食用で栽培もされる。
高さは10~30cm。
花期は5~6月。
カワヂシャ
ゴマノハグサ科の越年草。
川辺やあぜ道に生えるチシャ。
紫色の筋の入った白い花を咲かせる。
若葉を食べる。
高さは10~60cm。
花期は5~6月。
ツルナ(ハナヂシャ)
ツルナ科の多年草。
海岸の砂地に生える多肉質の植物。
柔らかい葉はあく抜き(酢と塩でゆでる)して和え物などに。
高さは60cmほど。
花期は4~11月。
夏の野草図鑑
続いて夏の野草たち。
- オオバコ
- ミツバ(ミツバゼリ)
- ウド
- ギシギシ
- ヤマノイモ
- オオバギボウシ
- ヤマユリ
- アサツキ
オオバコ
オオバコ科の多年草。
道端で、人に踏まれるところに普通に見られる。
穂状の小さな花をつける。
種子はダイエット食品などに用いられる。
若葉も食べられる。
高さは10~30cm。
花期は4~9月。
ミツバ(ミツバゼリ)
セリ科の多年草。
山野の林などに生える。
栽培もされ、若葉が食用される。
高さは30~80cm。
花期は6~7月。
ウド
ウコギ科の多年草。
山野に生え、白いボール状の花を咲かせる。
若い茎が食用にされる。
店頭に並ぶ白いウドは土をかぶせて栽培されたもの。
高さは100~150cm。
花期は8~9月。
ギシギシ
タデ科の多年草。
河原などの湿地に生え、黄緑色の小さな花を咲かせる。
若い葉をゆでて食べる。
シュウ酸(アク)が多く食べ過ぎると結石の原因にも。
高さは50~100cm。
花期は6~8月。
ヤマノイモ(自然薯)
ヤマノイモ科の多年草。
茎はつる性で長く伸び、地下には多肉根がある。
葉の横にむかごをつける。
むかごは炊き込みご飯などに、根(自然薯)はすりおろすなどして食べる。
花期は7~8月。
オオバギボウシ
ユリ科の多年草。
山野に生え、白~薄紫色の筒状の花を咲かせる。
若い葉は美味しい山菜として食べられる。
高さは50~80cm。
花期は7~8月。
ヤマユリ
ユリ科の多年草。
山野に生え、強い香りとい大きな花(直径20cm以上)を特徴とする。
百合根と呼ばれる鱗茎を煮物や天ぷらとして食べる。
高さは100~150cm。
花期は6~8月。
アサツキ
ユリ科の多年草。
山野に生え、紫色の花をつける。
葉はネギのように薬味として用いられる。
鱗茎は酢漬けなどにされる。
高さは40~60cm。
花期は5~7月。
いかがでしたか?
食べられる野草って結構たくさんあることに気付かれたのではないでしょうか?
本稿があなたのボタニカルライフの参考になれば幸いです。