オカメインコの飼い方【初心者編】。餌の種類から夏や冬の温度管理まで詳しく解説。

オカメインコの飼い方【初心者編】。餌の種類から夏や冬の温度管理まで詳しく解説。

オカメインコは、流麗なスタイルと上品な冠羽、そして頬のチークパッチが特徴。

体も大きく存在感も抜群なんです。

雛から飼えば人にもよく馴れ、性格もやさしいことからとても人気の品種ですね。

今回は、そんなオカメインコの飼い方についてお話しましょう。

ケージのセッティングから餌の種類、そして夏や冬の温度管理、その他の注意点まで詳しく解説していきますよ。


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オカメインコの飼い方:初心者編

オカメインコの飼い方:初心者編

オカメは中型のインコに分類されています。

体長は30~35cm、体重は80~100gほど。

羽を広げると40cm以上にも。

かなりの存在感ですね。

ケージは、ストレスにならないよう、なるべく大きなものを選びましょう。

ケージのセッティング

【ケージのセッティング】

  • ケージ:変質しにくいステンレス製のもの。四角形が無難。
  • 止まり木:食事や睡眠の場になる。2本は必要。前趾と後趾が引っ付かない太さ(20mm程度)。
  • 餌入れ:ペレット以外を与える場合(※後述)、必要な数の餌入れを用意する。
  • 水入れ:水は朝夕の2回交換する。
  • 菜挿し(青菜を入れる):花瓶タイプ、クリップタイプ(挟む)がある。
  • 温度計20~29℃を目安に設定する。
  • 鳥用ヒーター:春先や秋口の気温の低下(特に夜間や早朝)に備える。
  • バードバス(水浴び用):スペースが確保できない場合は、ケージの外で使う。洗面器などでも代用可。
  • おもちゃ:ブランコ、はしご、鈴など。
  • ますかご(升かご):雛の保育箱。
  • ふご:わら製のかご(フタつき):雛の寝床。
  • 巣箱:巣引き(繁殖)のときに必要。繁殖の予定があれば、あらかじめスペースを考慮する。

「おもちゃ」はいくつかローテーションして用いるとよいでしょう。

警戒しているようであればストレスの元になります。

遊ばないようならすぐに外しましょう。

また飽きて遊ばなくなったり、不衛生になったものも同様です。

その他、移動用の「キャリーケース」が必要です。

冠羽や尾羽を傷つけないように体に合った大きさのモノを選びましょう。

オカメは、やや臆病なところがあります。

後述の「オカメパニック」につながることもありますので、静かな場所を用意してあげましょう。

また犬や猫との同居は避けた方がよいでしょう。

自然下では、群れをなして生活していたことから、1羽では不安を感じやすいとされています。

飼い主との接触が少ないのであれば、複数飼いが理想。

また大きなケージが確保できれば、おとなしいセキセイインコやジュウシマツとの同居も可能です。

「ますかご」「ふご」は雛の保育用です。

成鳥の場合は必要ありません。

また「巣箱」は巣引き(繁殖)のときに必要になります。

予定のある場合は、あらかじめスペースを確保しておきましょう。

雛から育てる場合や巣引き(繁殖)については、また稿をあらためてお話ししますね。

部屋に潜む危険を取り除こう

1日1回はケージから出して、自由に飛び回らせてあげたいもの。

馴れたオカメでは飼い主と戯れることもあるでしょう。

しかし、部屋の中は意外に危険。

「目を離さない」といっても、飼い主さんの集中力にも限界があります。

またあちらこちらを「かじる」のもよくあることですね。

あらかじめ危険のモノを取り除いておきましょう。

特に植物については見落としがち。

口に入ると中毒を起こす危険があります。

オカメにとって有害な種類を知っておきましょう。

【有害な植物】

  • アサガオ
  • アイリス
  • アゼリア
  • アマリリス
  • シャクナゲ
  • スイートピー
  • スズラン
  • ヒイラギ
  • ポインセチア・など
【その他の危険なモノ】

  • 窓ガラス(鏡):激突予防にカーテン(カバー)を閉めておく。
  • キッチンまわり:火は使用しない。換気扇は回さない。
  • 電気製品や家具のすき間:入り込まないように保護しておく。
  • 扇風機:カバーで保護する。
  • ストーブ:灯油式のものは用いないこと。
  • コンセントや電気コード:コンセントはカバーを付ける。コードは塩ビ管などで保護する。
  • カーテンのウェイト部分(裾に入った鉛):放鳥する部屋ではウェイトの入ったカーテンは避ける。
  • 薬品類:薬、化粧品、殺虫剤など。
  • 人間の食べ物・嗜好品など全般:特にタバコ。
  • その他:とがったもの、引っかかるものなど。

意外なところに危険は潜んでいます。

思わぬ事故にはくれぐれも注意しましょう。


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餌の種類と与え方

餌の種類と与え方

オカメに限らず、鳥は体温が高い(40~42℃)生き物。

初めて手に載せたとき、思ったより温かいことに驚いた方もおられるでしょう。

これは、鳥が飛ぶために常にウォーミングアップをしているから。

また食べたらすぐに消化して排泄物を出しますね。

これも飛ぶために常に体を軽くしておくためなんです。

このため、主食はいつでも好きなだけ食べられるように準備しておきましょう。

目安の量は、体重の1/10程度。

8~10g程度の量が適量となります。

餌入れには、この2倍程度の量を入れておきましょう。

【餌の種類】

  • ペレット:栄養のバランスがよく最適。主食用、オヤツ用、ダイエット用などを使い分けるとよい。
  • 配合飼料(穀類・種子類のブレンド):栄養価が低いので以下の補給が必要。
  • ボレー粉:カキの殻を粉末にしたもの。カルシウムやミネラルの補給に。
  • 塩土:赤土に塩とボレー粉を配合したもの。やわらかめのものがおすすめ。
  • ミネラルブロック:各種ミネラルを固めたもの。
  • カトルボーン:イカの骨を塩抜きして乾燥させたもの。定期的に電子レンジで加熱消毒を。
  • 青菜:チンゲン菜、小松菜、豆苗など。新鮮なものをよく洗浄してから与える。
  • 野草:ハコベ、タンポポ、ナズナ、クローバーなど。「オヤツ」として与える。よく洗浄する。
  • その他の野菜:ブロッコリー、ニンジン、サツマイモなど。「オヤツ」として与える。よく洗浄する。
  • 与えてはいけないもの:アボガド、ネギ類(青ネギ、玉ねぎ、ニンニク、ニラなど)。

食いつきのよい好物を把握しておくとよいでしょう。

食欲が低下してきたときに、回復のきっかけになることもあります。

しかし「オイルシード(ひまわり、かぼちゃの種など)」は高カロリーになるので、与え過ぎに注意しましょう。

夏や冬の温度管理やその他の注意点

夏や冬の温度管理やその他の注意点

屋内で生活するオカメですが、季節の影響は大きいと考えておきましょう。

1年を通して環境を整えてあげましょう。

室温は、オカメにとってかなり重要なポイントです。

1年を通しておおむね20~29℃が目安になりますが、暑さ、寒さ、寒暖の差には気を付けたいものです。

少し高めを心がけるとよいでしょう。

人間の生活に合わせたエアコンの使用では、寒暖の差が大きくなりがち。

冬季はヒーターを活用し、小まめに温度管理を行いましょう。

【季節ごとの環境の管理(温度など)と注意点】

  • :新たに迎えるのに適した時期。春先は寒暖の差が激しいので注意。野草の新芽が与えられる。
  • :暑さには比較的強い。室温は25~30℃程度のやや高めに設定。温度差は±3℃まで。
  • :冬に備えて栄養価の高い野菜を与える。秋口は寒暖の差が激しいので注意。体調を崩しやすい時期。
  • :幼鳥や老鳥の保温には特に注意が必要。室温は25~30℃程度のやや高めに設定。温度差は±3℃まで。

口を半開きにして翼を開き、喘ぐような呼吸が見られたら、暑すぎると考えてよいでしょう。

すぐに涼しい場所に移動させましょう。

一方、体を膨らませている場合は、寒く感じています。

夏季でも冷やし過ぎには注意しましょう。

そのほか、天気のよい日は適度な日光浴が有効です。

数分間、紫外線に当たることで、ビタミンDの生成に役立ちます。

オカメパニックってなに?

オカメパニックってなに

オカメは時々パニックを起こすことがあります。

文字通りのオカメパニックです。

突然の音や衝撃、光などの刺激に反応して暴れることで、ケージ内でケガをすることがあります。

日中は、適度な物音に徐々に慣らせることが予防策と言えます。

夜間は、早めにカーテンを閉め、刺激を減らすとよいでしょう。

もし日中、パニックが起こった場合は、毛布などでケージを被って視界を遮るのが一つの方法です。

一方、夜間なら、逆に視界を確保するために、電気を点けることもあります。

オカメパニックは、ルチノーに多いことから、遺伝的要因も指摘されています。

いかがでしたか?

オカメインコの寿命は20~30年ほどと言われます。

しっかりとした生育環境で長く可愛がってあげたいものですね。


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