毒草一覧【取扱注意】。身近に存在する最強の花たち!

毒草って意外に身近にあるんです。
そして花が美しいことから、愛好家も多く存在します。
しかしその毒性を知らないと危険なことも。
今回は、身近に存在する最強の花たちを一覧形式で紹介しましょう。
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身近に存在する毒草一覧
毒草は、使い方によっては薬にもなります。
西洋薬や漢方の材料になることも多いんです。
その両面を知っておきましょう。
では紹介していきますよ!
【毒草一覧】
- ジキタリス(フォックス・グローブ):心臓病の良薬?
- トリカブト:漢方薬や薬膳料理にも
- チョウセンアサガオ:歴史的な麻酔薬
- ハナタバコ:園芸植物としても人気
- ジャガイモ:意外にも猛毒の持ち主?
美しくて最強の花たちとは?
花が美しく栽培も比較的容易。
また実は「毒草」というところも人気の秘密かもしれません。
流通量も多く、園芸ショップで入手可能ですが、誤食によって重篤な中毒の可能性もあるため、取り扱いには十分注意が必要です。
ジキタリス(フォックス・グローブ)
- 分 類:オオバコ科多年草(日本では1年草もしくは2年草)
- 原産地:ヨーロッパ西部・南部
- 薬 効:強心作用(ジキトキシン・ギトキシン)・利尿作用(サポニン)/li>
- 毒 性:副作用(中毒)として悪心・嘔吐・不整脈・頻脈・知覚異常・中枢神経麻痺などを引き起こす
- 栽 培:花の土(市販)・大きめの鉢(6号以上)を用いる・日陰や乾湿の差を嫌う・日当たりと水はけに注意
- コメント:コンフリー(ムラサキ科)の葉と似ているため誤食に注意
トリカブト
- 分 類:キンポウゲ科多年草
- 原産地:ウラル・シベリア地方・中央アジア・ヒマラヤ・日本(沖縄除く)
- 薬 効:強心・鎮痙・鎮痛作用(アコニチンなどのアルカイド系)
- 毒 性:副作用(中毒)として悪心・嘔吐・めまい・痙攣・呼吸麻痺などを引き起こす
- 栽 培:混合用土(赤玉土・腐葉土・砂)を用いる・4~5号以上の鉢を用いる・夏の暑さや乾燥に注意
- コメント:毒性の低いハナトリカブト(アコニタム)が流通する・誤食に注意
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チョウセンアサガオ
- 分 類:ナス科一年草
- 原産地:インドなど熱帯アジア
- 薬 効:麻酔・鎮痛・鎮痙作用・喘息(喘息タバコ)など(スコポラミン・アトロピンなどのアルカイド系)
- 毒 性:副作用(中毒)として幻聴・頭痛・めまい(スコポラミン)・口渇・興奮・幻覚(アトロピン)
- 栽 培:8号以上の鉢を用いる・夏でも直射日光に当てる・土の乾燥に注意
- コメント:エンゼルトランペット・ダチュラなどとして流通する・種子(ゴマ様)の誤食に注意
ハナタバコ(シュッコンタバコ)
- 分 類:ナス科多年草
- 原産地:熱帯アメリカ
- 薬 効:鎮静・興奮作用(ニコチン)
- 毒 性:副作用(中毒)として嘔吐・下痢・痙攣・呼吸障害
- 栽 培:ポット苗は早めに植え替える・花の土(市販)に堆肥やピートモスを加える日当たりと風通しに注意
- コメント:ニコチアナなどの愛称でも流通する・煙草の自家製造は違法
ジャガイモ
- 分 類:ナス科多年草
- 原産地:チチカカ湖周辺(ペルー・ボリビア国境)
- 薬 効:食料として(デンプン・ビタミンB1・ビタミンCを含む)
- 毒 性:ソラニン(ステロイド系有毒アルカイド)が発熱・嘔吐・下痢・呼吸障害・昏睡を引き起こす
- 栽 培:栽培が目的であれば種芋がよいが食用でも可能・日当たりと水切れに注意
- コメント:塊茎(イモ)の表皮近く・幼芽・未成熟の塊茎にソラニンを含むが加熱によって無害となる
いかがでしたか?
毒性を知って誤食などに注意すればとても魅力的な植物ですね。
あなたのコレクションに加えてみては?
本稿があなたのボタニカルライフの参考になれば幸いです。
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