【珍しい魚】図鑑。飼育してみたいのはどの種類?

【珍しい魚】図鑑。飼育してみたいのはどの種類?

「珍しい魚」を飼ってみたい。

しかし珍しいと一言でいっても、趣向は人それぞれです。

また「熱帯魚」の魅力はとても多面的なものですね。

今回は、実際に入手でき、飼育も可能な「淡水魚」の中からピックアップして紹介しましょう。


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【珍しい魚】図鑑:飼育してみたいのはどの種類?

【珍しい魚】図鑑

「珍しい魚」を以下のテーマから見てみましょう。

「生態」がユニークである。

「見た目」が珍奇である。

「存在」そのものが貴重である。

「流通量」が少なく入手困難である。

今回は、これら4つのテーマに沿って紹介していきますよ。

生態がユニーク

生態がユニーク

魚はエラを通して水中の酸素を摂り込む「エラ呼吸」であることは誰もが知っていますね。

でも特殊な呼吸器官を持つ例外的な魚もいるんです。

「肺」を持つ魚と「迷宮器官(ラビリンス)」を持つ魚です。

プロトプテルス・アネクテンス

肺魚の仲間は、水面に顔を出して肺呼吸する魚です。

「ラングフィッシュ」と呼ばれていますね。

  • 分布:アフリカ全域
  • 全長:70cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:中性
  • コメント:肺魚の中では小さめ。非常に丈夫で長生きする。
  • アドバイス:肺魚飼育の入門魚とされるが、大型設備は必要。

ベタ(ショー・ベタ)

ショー・ベタ

ベタの仲間は、迷宮器官(補助呼吸器官)を持ち、口から酸素を摂り込むことができる魚です。

「ラビリンスフィッシュ」と呼ばれていますね。

姿も美しいコンテスト用の「ショー・ベタ」は一見の価値ありです。

  • 分布:改良種
  • 全長:7cm
  • 水温:24~28℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:トラディショナル・ベタの体型や体色を改良したもの。
  • アドバイス:大きなヒレをキープするのが難しい。水質悪化に注意。

オスフロネームス・グラミー

オスフロネームス・グラミー

同様の器官をもつ種類に「グラミー」もいます。

色彩が美しく種類も豊富。

コレクション性にも優れていますよ。

でもこの「オスフロネームス・グラミー」は、飼育下でも全長70cmにもなる特別な存在。

グラミーの仲間では唯一の超大型魚なんです。

一般的な小型のグラミーと比べると信じられない姿ですね。

  • 分布:東南アジア
  • 全長:70cm以上
  • 水温:25~29℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:グラミーの代表魚で唯一の大型魚。グラミーは本種の学名が由来。
  • アドバイス:比較的安価に取引されるが、大型設備が必要になる。

ナマズの仲間はバリエーション豊富

ナマズの仲間

ナマズの仲間ほど「珍しい」というキーワードにふさわしい魚はいないでしょう。

「生態」がユニークと言えば、体内で発電する「デンキ・ナマズ」

逆さまになって泳ぐ「サカサ・ナマズ」

そして「鳴く」魚として知られている「トーキング・キャット」

また「見た目」が珍奇と言えば、全身が透明の体をもつ「トランスルーセント・グラスキャット」がいますね。

まさに珍しい魚の宝庫と言えそうです。

デンキ・ナマズ

デンキ・ナマズ

  • 分布:アフリカ
  • 全長:30cm以上
  • 水温:25~27℃
  • 水質:中性
  • コメント:強い電気を出すので取り扱い注意。
  • アドバイス:飼育は比較的容易。肉食魚で金魚などの生餌を好む。

サカサ・ナマズ

サカサ・ナマズ

  • 分布:コンゴ川
  • 全長:8cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:腹を上に向けて泳ぐ。性格はおとなしい。
  • アドバイス:エサ食いがよく、飼育は比較的容易。混泳も可能。

トーキング・キャット

トーキング・キャット

  • 分布:アマゾン川
  • 全長:12cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:危険を感じると、胸ビレの付け根の骨をこすり合わせて音を出す。
  • アドバイス:動物性のエサ(アカムシなど)を好む。

トランスルーセント・グラスキャット

トランスルーセント・グラスキャット

  • 分布:タイ
  • 全長:8cm
  • 水温:25~28℃
  • 水質:中性
  • コメント:内臓まで透き通っている。性格はおとなしい。昼行性。
  • アドバイス:体調不良で白く濁るので注意。群泳させるとよい。

「擬態」をする魚がいる

「擬態」をする魚がいる

昆虫(蝶など)や鳥類(フクロウなど)で「擬態」をして姿を周囲に同化させる生き物がいますね。

魚も例外ではありません。

「生態」としてユニークで「見た目」も珍しいと言えそうです。

リーフ・フィッシュ

リーフ・フィッシュ

  • 分布:アマゾン川
  • 全長:10cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:枯れ葉に擬態する。肉食性で小さな魚を吸い込んで食べる。
  • アドバイス:小型魚との混泳は不可。強い水量を嫌う。

ファロウェラ

ファロウェラ

  • 分布:アマゾン川
  • 全長:18cm
  • 水温:24~27℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:木の枝(流木)に擬態する。
  • アドバイス:飼育はやや難しい。あまり長生きの魚ではない。

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存在そのものが貴重

存在そのものが貴重

「古代魚」は遥か昔から姿を変えずに生きてきた魚たちです。

品種改良とはまったくの無縁。

「存在」そのものが貴重と言える存在でしょう。

大型魚が多い中、比較的小型の種類をピックアップしてみました。

恐竜を思わせるようフォルムは独特の風格とオーラを放っています。

バタフライ・フィッシュ

  • 分布:ニジェール川・ザンベジ川
  • 全長:15cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:蝶を思わせる胸ビレが特徴。
  • アドバイス:強い水流を嫌う。コオロギ、メダカ、人工飼料を与える。

ポリプテルス・セネガルズ

  • 分布:スーダン・セネガル
  • 全長:30cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:中性
  • コメント:ポリプテルスではもっともポピュラー。
  • アドバイス:飼育は容易。60cm水槽でも飼育可能。

流通量が少なく入手困難

流通量が少なく入手困難

人気があって流通量が少ない魚種では入手困難な場合もしばしば(変動はありますが)。

特にマニアの多い「ワイルドベタ」には希少な種が多いようです。

上の項でも登場したベタの仲間ですね。

ワイルドベタは、受精卵をオスが口に加えて孵化させる「マウスブリーディング」という珍しい「生態」を持つ魚でもありますね。

このため繁殖が難しいところもその理由でしょう。

一方、コレクション性の高い「プレコ」や「コリドラス」も同様に希少な種が存在しています。

上の項でも登場したナマズの一種ですね。

ベタ・マクロストマ

ベタ・マクロストマ

  • 分布:ボルネオ島
  • 全長:10cm
  • 水温:23~25℃
  • 水質:弱酸性
  • コメント:別名ブルネイ・ビューティー。最も美しいベタとも。
  • アドバイス:繁殖はかなり困難。ジャンプするので水槽のフタはしっかりと。

ベタ・アルビマルギナータ

ベタ・アルビマルギナータ

  • 分布:ボルネオ島
  • 全長:5cm
  • 水温:23~27℃
  • 水質:弱酸性
  • コメント:小型のワイルドベタ。長らく輸入がなかった。
  • アドバイス:飼育は比較的やさしい。

ベタ・ルブラ

ベタ・ルブラ

  • 分布:スマトラ島・ボルネオ島
  • 全長:6cm
  • 水温:25~28℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • コメント:発見後100年以上流通しなかった幻の魚。
  • アドバイス:飼育は比較的やさしい。

インペリアルゼブラ・プレコ

インペリアルゼブラ・プレコ

  • 分布:シングー川
  • 全長:8cm
  • 水温:25~28℃
  • 水質:中性
  • コメント:可愛らしい表情と美しいゼブラ模様が絶大な人気。
  • アドバイス:乱獲のため激減。ブラジル政府の輸入禁止によりワイルド種は入手困難。

ウルトラスカーレットトリム・プレコ

ウルトラスカーレットトリム・プレコ

  • 分布:シングー川
  • 全長:30cm
  • 水温:25~27℃
  • 水質:中性
  • コメント:通称ウルスカ。美しい赤いヒレが特徴。最も人気の高い大型プレコ。
  • アドバイス:性質が荒いため、混泳は難しい。

いかがでしたか?

今回紹介した種類はどれもアクアリウムに異彩を放つ存在ですね。

本稿があなたのアクアリウムライフの参考になれば幸いです。


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