ネズミでペットに最適な種類。おすすめのデグーなど人気の理由とは?

ネズミは、かしこくてあらゆる環境にも適応可能。
人間にもよく馴れ、飼育も容易であることからペットとして可愛がる方は多いですね。
ハムスターやジャービル、そして最近人気急上昇のデグーなどさまざまな種類がいます。
今回は、ペットとしておすすめの種類について紹介し、その特徴や人気の理由についてもお話ししましょう。
ペットにおすすめのネズミの種類は?
ネズミは、生物学上「齧歯目(げっしもく)」に分類されますね。
齧歯目の特徴は、上下一対の「門歯」ですね。
ものを齧る(かじる)のに適した形状で終生伸び続けるんです。
分類上の名称にも使われていますね。
ハムスターやデグーなど人気の理由とは
繁殖力が旺盛で、適応力に優れ、人間にもよく馴れる生き物。
しぐさもとてもが可愛らしく、ペットとして根強い人気がありますね。
ではそんなネズミたちの人気の秘密をのぞいてみましょう。
ゴールデンハムスターは頬袋が特徴的
- 原産地:東ヨーロッパ、中近東
- 大きさ:頭胴長12~15cm 尾長3~5cm 体重100~150g
- 特徴:エサをためる頬袋がある。静かでよく馴れ、飼育も容易。夜行性。雑食性。
- ポイント:脂肪分の多いエサで太りやすい。単独飼いが基本。
短毛種
静かで世話も簡単。
毛質や毛色が豊富。
毛質は、つややかなサテン毛や柔らかなベルベット毛など。
毛色は、茶、白、黒、2色など。
長毛種
別名エキゾチックハムスター。
長毛種の方が性格は温和。
毛質や毛色の組み合わせはバリエーション豊富。
ドワーフハムスターは小さくて気が強い
- 原産地:ロシア、モンゴル。
- 大きさ:頭胴長6~11cm 尾長1~1.5cm 体重15~40g
- 特徴:ハムスターの小型種(ドワーフ)。毛色が多い。
- ポイント:小さくて動きが素早い。気が強いので鑑賞向き。
ジャンガリアンハムスター
ドワーフ種の中では馴れやすい。
比較的温和で人に咬みつくことは少ない。
キャンベルハムスター
別名モンゴルハムスター、シベリアハムスター。
ドワーフ種の中で最も気性が荒く咬みつくこともある。
ロボロフスキーハムスター
ペットのハムスターでは最小。
ドワーフハムスターの代名詞。
素早く、神経質なので、馴らすよりも鑑賞向きと言われる。
チャイニーズハムスターはつがいで飼うこともできる
- 原産地:ヨーロッパ東南部、北西アメリカ。
- 大きさ:頭胴長6~11cm 尾長1~2cm
- 特徴:野生ではつがいで生息している。
- ポイント:小さくすばしこいので扱いに注意。ペアで飼うことも可能。
デグーは好奇心旺盛でもっとも人になつく
デグーはチリやペルーの高山に生息するネズミの仲間で、つがいと子どもが集まって、地下に複雑なトンネルを掘って生活しています。
とてもコミュニケーション能力が高く、何種類もの鳴き声を使い分けることから「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれるほどなんです。
- 原産地:チリ・ペルー
- 大きさ:頭胴長12~20cm 尾長10~16cm 体重170~350g
- 特徴:人にとてもよく懐く。社会性が高く頭がよい。草食性。砂浴びをする。
- ポイント:学習能力が高いので嫌われると懐かなくなる。
まだまだたくさんいるネズミたち
ネズミはとても種類が豊富。
ラットやマウス、モルモットは実験動物として繁殖し、一般的になりましたね。
ジャービルやシマクサマウス(ゼブラマウス)など種類によっては希少なものもいますよ。
マウスはハツカネズミの改良種
- 原産地:原種のハツカネズズミは地中海中部から中国。
- 大きさ:頭胴長7cm 尾長8cm
- 特徴:アルビノ種の方が多い。かしこく人懐こい。
- ポイント:臭いを防ぐため掃除はまめに行う。
ラットはアルビノ種の方が一般的
- 原産地:原種のドブネズミはカスピ海沿岸。
- 大きさ:頭胴長25cm 尾長20cm 体重200~300g(マウスより大型)
- 特徴:かしこく人懐こい。アルビノ種の方が一般的。2色のものはパンダラットとも。
- ポイント:咬む力が強いので丈夫なケージが必要。
モルモットの跳躍はポップコーンジャンプ
- 原産地:南米(ペルー、アルゼンチン、コロンビア、チリ、ボリビア)
- 大きさ:頭胴長20~30cm 体重0.5~1.5kg
- 特徴:20~40cmの高さに跳び上がる(ポップコーンジャンプとも)。草食性。
- ポイント:温和でよく馴れる。神経質で環境の変化に敏感。睡眠時間の確保が必要。体内でビタミンCを合成できない。
チンチラはワシントン条約の保護動物
- 原産地:チリ北部
- 大きさ:頭胴長23~28cm 尾長15cm 体重420~600g
- 特徴:高山の岩の割れ目や穴に生息している。保護動物であるが国内の繁殖であればOK。
- ポイント:暑さに弱いので注意。砂浴びは欠かせない。
ジャービルの種類は多彩
- 原産地:アジアからアフリカ大陸の乾燥地帯
- 大きさ:頭胴長10~15cm 尾長5~10cm
- 特徴:乾燥地帯に巣穴を掘って生息。雑食性。
- ポイント:種類によっては温度や湿度に注意。
スナネズミ
後ろ足で立つのがチャームポイント。
複数飼いでも争いは少ないが単独飼いが基本。
とても臆病で驚くと気絶することも。
デブスナネズミ
別名はプレーリーサンドジャービル。
砂漠からステップ地帯に生息。
スナネズミよりふっくらしてやや大きめ。
寒さには極端に弱いので注意が必要。
キンイロアレチネズミ
完全な砂漠地帯に生息。
毛色は砂漠地帯と同化している。
動きが素早いので扱いに注意。
オブトアレチネズミ
別名はファットテイル、マカロニマウス。
別名通り、毛に覆われない太い尾が特徴。
脂肪に包まれており、栄養を蓄えることができるとも。
シマクサマウスはジャンプ力が特徴
- 原産地:セネガルからタンザニア、モロッコ、アルジェリアなど
- 大きさ:頭胴長5~7cm 尾長8cm
- 特徴:草原に生息。夜行性。雑食性(昆虫、小型のは虫類、草の実や芽など)
- ポイント:ジャンプ力があるので扱いには注意。
いかがでしたか?
可愛らしく色々な特徴をもったネズミたちがいましたね。
お気に入りの種類が見つかれば幸いです。