犬の反抗期はいつまで続く?6ヶ月と2歳頃にみられる症状とその対処法とは。

犬の反抗期はいつまで続く?6ヶ月と2歳頃にみられる症状とその対処法とは。

犬にも反抗期はあります。

しつけやお世話に抵抗を始めたり、モノや場所に執着を見せるようになるのがその特徴。

それはいつまで続くのでしょうか?

犬の反抗期は、第1(6ヶ月~1歳)、第2(2歳頃)の2つの時期に分けて考えることができます。

それぞれの時期にみられる症状とその対処法についてお話しましょう。


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第1反抗期(6ヶ月~1歳)は飼い主に挑戦している?

第1反抗期(6ヶ月~1歳)

人間で言えば9歳(小学3年)の学童期から15歳(中学3年)の思春期といったところですね。

体も成犬となる年代です。

自我が芽生え、警戒心も強くなると言われます。

このため、その犬にとっての「好き嫌い(苦手)」なども表面に出てくるんですね。

また「吠える」「うなる」「噛む」の3つが揃う時期でもあります。

具体的には、ハウスに入れると吠え続ける、散歩のリードを付けさせない、ブラッシングなどのお世話に抵抗するなどがよくみられる症状です。

また吠えたり、うなったり、噛んだりすることで飼い主さんがどのような反応をするか試しているんですね。

飼い主さんに対して「挑戦的」になっているとも言えるでしょう。

このとき自分の要求が何でも通ると思わせてしまうと愛犬との正しい関係は築けません。

【第1反抗期に飼い主がしてはいけないこと】

  • オヤツをいつでも欲しがるだけ与える:しつけのご褒美の意味がなくなる。
  • 基本的なしつけを行わない:愛犬との関係性が希薄になる。
  • 吠えたり噛んだりしたときに要求を通してしまう:吠え癖、噛み癖に発展する。
  • 吠えたり噛んだりしたときに大げさに反応する:飼い主との順位が逆転する(なめられる)。
  • 感情的に叱る(大声、体罰):飼い主をリーダーとして認めなくなる。

これらは分かっていても、ついついやりがちなことかもしれません。

まずは「オスワリ」「フセ」「マテ」といった基本的なしつけを徹底しましょう。

オヤツは、あくまでしつけのご褒美として用いる方がよいでしょう。

また「噛む」や「吠える」がみられたら、「噛んだら相手にしない」「吠えても徹底的に無視する」ことが鉄則。

飼い主さんの方が根負けしないことが重要ですね。

落ち着いたら、褒めて定着させるとよいでしょう。

叱るときも「ダメ」「ヤメテ」といった短い指示をタイミングを外さずに行うことが重要です。

タイミングが遅れると犬には因果関係が理解できません。

また家族がいる場合は、しつけの言葉やルールを統一することも犬を混乱させないコツですね。

これらのしつけは、外出時の安全を守るためにも重要です。

また他者との関係性(社会性)を学ぶ基本にもなりますよ。

この時期は、まだまだ素直な年齢です。

よりパワーアップした第2反抗期を迎えないためにも、愛犬との関わり方を見直してみましょう。

しっかり対処すれば、短期間で治まることでしょう。


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第2反抗期(2歳頃)では体力がピークを迎える

第2反抗期(2歳頃)

人間で言えば、18~24歳ぐらいの青年期といったところですね。

犬によっては3歳ぐらいまで続くこともあるようです。

自我も完成し、体力もピークを迎えます。

この時期には、飼い主の言うことを聞かなくなったり、モノや場所にこだわることが多いようです。

基本的な指示に従わなくなる、自分のモノを離さない、家族のベッドやソファの上が定位置であるなどがよくみられる症状です。

自我が強くなり、体力的にも充実してくることで、飼い主さんとの関係性がはっきりとあらわれてくる時期でもあります。

指示に従ってもイイことが起こらない、自分のモノ(おもちゃ、ごはん)を取られたくない、一段高いところに登って部屋を監視したいというのが本音かもしれません。

「指示」は、食事の前、散歩や遊びの前など、犬が受け入れやすいシチュエーションで織り交ぜていくとよいでしょう。

飼い主さんの指示に従うこと自体が喜びの一部になると、あらためて習慣化することができますね。

おもちゃやごはんなど「自分のモノ」を守ろうとする場合は、飼い主が近づいても守る必要がない、むしろイイことがあると学習させるとよいでしょう。

おもちゃであれば、オヤツとおもちゃを交換する遊びを覚えさせるとよいでしょう。

ごはんであれば、フードを少しづつ与えることが効果的です。

飼い主さんの手が近づいたらフードを追加してもらえることが分かれば、守ろうとする気持ちが小さくなっていきます。

食器ごとフードを与えるのではなく、食器に入れたフードから飼い主さんがつまんで手から直接与えるのもよい方法です。

フードを守る必要がないシチュエーションを作ることが可能になります。

これらの方法でも直らない場合は、特定のおもちゃや食器を使うのを止めて一旦リセットするのも一つの方法です。

しつけ直しのよいきっかけとなるでしょう。

また「お気に入りの場所」に対するこだわりは尊重してあげる方が、気持ちの安定にとってはよいことです。

ベッドやソファの素材がきっかけであれば、似た材質のもので専用スペースを作ってあげてもよいでしょう。

しかし「高いところに登ること」自体が目的であれば、よい習慣ではありません。

飼い主さんをリーダーとして認めていなかったり、関係が逆転している可能性があります。

自分がリーダーだと考えて、高い場所から監視して、家を守ろうとしているのかもしれません。

常に緊張していることで、大きなストレスを感じている可能性もあります。

そのほかのシチュエーションも併せて愛犬の気持ちを考えてみましょう。

高齢期でみられる変化は?

高齢期でみられる変化は

犬は小型犬でも9歳を過ぎるとそろそろ老化が始まるとされています。

中・大型犬ではそれより1~2年早いと言われます。

視力や聴力が衰え始め、筋力も弱り始める時期です。

この時期、一見して「第3反抗期」に見えることがあるようです。

飼い主の存在に対して鈍感になり、うまく反応できなかったり、足腰の痛みですぐに動けないこともあるでしょう。

反抗期というよりは、完全にマイペースな生活をしていると言えるかもしれません。

急に近づいたり、大声で呼んだりすると、驚いて反射的にうなったり、噛んだりする可能性もあります。

まずは静かに声をかけて、飼い主の存在に気付かせてから行動を起こすとよいでしょう。

また体力を落とさないようにすることも大切です。

散歩の場所(土や芝生の路面)や時間帯(涼しい、温かい)を工夫して無理なく運動量を確保してあげるとよいでしょう。

犬によって個体差もありますが、老化による変化がみられたら、接し方や環境設定を見直してみましょう。

いかがでしたか?

愛犬にとって飼い主との良好な関係は何よりの喜びであり、安心材料です。

反抗期の適切な対処によって、よりよい関係を築いていくことできますね。

本稿が、あなたの快適なペットライフのお役に立てれば幸いです。


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