レッドビーシュリンプの繁殖は簡単?手軽に水草水槽をつくる方法。

水槽のコケ取り役のイメージが強かったビーシュリンプ。
でもその可愛らしさと美しい色から「主役」として単独で飼育する人が増えています。
飼育や繁殖の方法も簡単。
シンプルな「水草水槽」を作るだけでOKなんです。
今回は、人気のレッドビーシュリンプの世界をのぞいてみましょう。
レッドビーシュリンプってどんなエビ?
赤と白のコントラストが鮮やかなレッドビーシュリンプ。
水草の緑にとてもよく映え、存在感も抜群。
水槽の主役としてぜひ飼育してもらいたいものです。
そもそもレッドビーシュリンプは、ビーシュリンプを改良して、赤色を強く発色させたもの。
原産地は、中国南部や香港。
大きさは2~3cmほどの小さなエビの仲間です。
動く姿を観るだけでとても癒されますよ。
ブラック・ビーシュリンプが元祖
レッドビーシュリンプの原種で、元祖レッドビーシュリンプとも言われます。
黒と白の色合いが美しく、やはり水草水槽によく映えますね。
レッド・ビーシュリンプ
ビーシュリンプの突然変異で生まれた赤色が固定されたもの。
同じ種でも色の入り方はさまざま。
このため、色の入り方や発色の具合でグレード分けされ、値段もずいぶん変わってきます。
簡単な水草水槽で飼育はOK
レッドビーシュリンプの飼育や繁殖はとても簡単。
アクアリウム初心者の入門編として最適かもしれません。
では、順番に見ていきましょう。
基本的なことを守れば飼育は難しくありませんよ。
レッドビーシュリンプを入れる前にしっかりと準備を行いましょう。
- 水槽:20cmの小型水槽でOK。
- ろ過フィルター:小型水槽では外掛けの方が便利。
- 底砂:ソイル(土を焼いたもの)
- 流木:抱卵時のメスの隠れ場所にも。
- ライト:1日10時間程度は点灯する。小型水槽なら5Wでよい。
- 水草:ウィローモス、ウォータースプライトなど。稚エビの隠れ場所にも。
- ヒーター:オートヒーターがよい。小型水槽なら50Wでよい。
- ファン:暑さには弱め。夏季の水温上昇には注意。
- 水温計:水温は20~25℃をキープ。
「水温」は、20~25℃が適温。
熱帯魚よりもやや高温に弱いので、夏季の水温上昇には気を付けましょう。
「水質」は、弱酸性~中性。
「水草」は、ウィローモスやウォータースプライトなどで、繁殖する場合の稚エビの隠れ場所としても重要です。
「石付きウィローモス」を用いると水槽に起伏ができるのでベターです。
レッドビーシュリンプは、「草食が強い雑食性」。
「エサ」は、配合飼料、コケ、水草、ゆでたホウレンソウなどを与えます。
食べ残したホウレンソウは1日で取り換えましょう。
水槽に入れる「エビの数」は、20cm水槽で15~20尾ぐらいまで。
水槽の大きさによって加減しましょう。
またレッドビーシュリンプとほぼ同じ環境で飼育できるエビに「ヤマトヌマエビ」がいます。
こちらは少し大きめで、透明感のある品種。
とても飼いやすく水槽に映えるエビですよ。
コケ取り役としても働いてくれるので、水草をメインにしたいときにも最適です。
ぜひ見比べてみてくださいね。
繁殖は超簡単?
繁殖個体のレッドビーシュリンプはとても丈夫。
水槽の水でも繁殖は簡単です。
ウィローモスなどのコケ類の水草を入れると自然に繁殖するでしょう。
メスは、腹部に卵をもち、流木の陰などで孵化するまで抱卵します。
稚エビはコケなどを食べて育つので、特別な世話は必要ありません。
ただ、混泳水槽では稚エビが魚に食べられるので混泳は避けましょう。
また、稚エビが吸い込まれないように、フィルターの吸い込み口にはスポンジを付けておきましょう。
いかがでしたか?
本稿が、あなたのアクアリウムライフの参考になれば幸いです。