リスザルの飼い方で難しいのは餌の種類と運動量!ペットにするとき注意したいこと。

リスザルの飼い方で難しいのは餌の種類と運動量!ペットにするとき注意したいこと。

珍しい生き物を飼ってみたいと思われる方も多いでしょう。

サルは魅力的な反面、ペットとしては難しいとも言われますね。

でもそれはなぜなのでしょう?

餌の種類や必要な運動量は?

馴らすことはできる?

今回は、リスザルを中心に、小型のサルの飼い方についてお話ししましょう。


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小型サルの種類と特徴

小型サルの種類と特徴

まずは小型のサルの種類を紹介しましょう。

サルは生物の分類学上、「霊長目」に入ります。

これは人間も含まれるグループなんです。

大脳が発達して進化したものもいれば、原始的なものまで含まれます。

それぞれの特徴をまとめておきましょう。

リスザルはとても寂しがりや

ペットとして飼われているのは「コモンリスザル」が一般的です。

【コモンリスザルの特徴】

  • 原産地:中央アメリカ、南アメリカ(新世界サル)
  • 大きさ:頭胴長30~50cm 尾長40cm 体重0.5~1kg
  • 外見:顔、耳、首が白く、鼻と口元が黒い。
  • 習性:昼行性、温暖な気候の森林で樹上生活を送る。
  • 寿命:15~20年。
  • アドバイス寂しがりやで遊んであげるとよく慣れる。運動不足に注意。毎日の掃除が必要。

アカテタマリンは手足が赤いのが特徴

アカテタマリンは手足が赤いのが特徴

【アカテタマリンの特徴】

  • 原産地:南米(新世界サル)。マーモセットの仲間。
  • 大きさ:頭胴長20~30cm 尾長30cm 体重250~400g
  • 外見:四肢の先が赤茶色であることから「アカテ」と呼ばれる。
  • 習性:昼行性。ジャングルで樹上生活を送る。
  • 寿命:7~16年。
  • アドバイス:寒さに弱いので温度変化に注意。高さのあるケージと登り木が必要。

オオガラゴは夜行性の樹上生活者

オオガラゴは夜行性の樹上生活者

【オオガラゴの特徴】

  • 原産地:アフリカ南部と東部。
  • 大きさ:頭胴長35cm 尾長45cm 体重1.2kg
  • 外見:被毛はグレー(濃淡あり)。
  • 習性:夜行性で昼間は寝ている。乾燥林、川辺林で樹上生活を送る。飛び跳ねるよりも、歩いて移動することが多い。
  • 寿命:10~15年。
  • アドバイス:夜行性なので巣箱が必要。大きめで高さのあるケージに登り木を入れる。掃除は小まめに行う。

ショウガラゴは別名ブッシュベイビー

ショウガラゴは別名ブッシュベイビー

【ショウガラゴの特徴】

  • 原産地:アフリカ東部
  • 大きさ:頭胴長20cm 尾長25cm 体重250g
  • 外見:目と耳が大きい。悲しげな鳴き声と小さな体から「ブッシュベイビー」とも呼ばれる。
  • 習性:夜行性で昼間は寝ている。森林や木の生えたサバンナで樹上生活を送る。飛び跳ねて移動する。
  • 寿命:10~13年。
  • アドバイス:夜行性なので巣箱が必要。寒さに弱いので温度変化に注意。30度が適当。

リスザルの飼い方で難しいのはどんなところ?

リスザルの飼い方で難しいのはどんなところ

サルの世話でもっとも大変なのは「トイレのしつけ」。

トイレのしつけはとても困難です。

通常はまず不可能と考えたほうがよいでしょう。

ケージの床は金網にして、排泄物を触ったり、体に付けたりするのを防ぐのがせいぜいです。

またサル類は足腰が丈夫でないと、木に登ったり、飛び跳ねたり、しがみついたりといった特徴的な動作が出来なくなってしまいます。

だから若いうちから運動不足にならないようにするのがとても大切。

運動量の調節が難しいところです。

また手先が器用なので、部屋に放しておくと、とんでもないイタズラも可能です。

ケージに入れようとしてもその運動神経から馴れていないと難しいでしょう。

歯牙や爪が鋭く、樹上生活者であることから握力も非常に強いなど、攻撃力の高さもその理由です。

そのほか、病気の種類も意外に多く、人間に感染するものもあるので注意が必要です。

サルを専門にしている獣医さんをあらかじめ見つけておくことが重要です。

もう少し詳しくみていきましょう。


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餌の種類や必要な運動量などペットにするとき注意したいこと

餌の種類や必要な運動量などペットにするとき注意したいこと

まずは「エサ」についてお話ししましょう。

サル類は「雑食性」が強いため、単調にならないようにするのが大切。

でも個体によって好き嫌いもあるので、偏食にもなりがち。

病気の原因ともなるので、好みの把握とともに量の調節をしていきましょう。

また自然界での食べ物を知っておくのも重要ですね。

【自然界での食べ物】

  • リスザル:昆虫や果物
  • アカテタマリン:昆虫、果物、植物の樹脂、は虫類など。
  • オオガラゴ:植物の樹脂が主体、そのほか果物、昆虫、鳥、卵、は虫類など。
  • ショウガラゴ:昆虫が主体、そのほか小動物、果物、植物の樹脂など。
  • 共通:カルシウム(乳製品、卵、煮干し、塩土など)を与える(骨の健康のため)。

飼育下では、自然界での食べ物をいつも用意することはできません。

しかし、ある程度の食性を踏まえることは大切ですね。

モンキーフードを中心に、副食や補助的なエサも取り入れましょう。

与えるときは、サルの口に合わせて小さく切っておくのも重要です。

【飼育下でのエサの与え方】

  • リスザル:モンキーフード(新世界サル用)のほか、果物、昆虫(ミルワーム、コオロギ、冷凍イナゴなど)を与える。
  • アカテタマリン:モンキーフード(新世界サル用)のほか、果物、昆虫(ミルワーム、コオロギ、冷凍イナゴなど)を与える。
  • オオガラゴ:モンキーフード(汎用)のほか、果物、野菜(根菜、青菜、芋、豆類など)を与える。
  • ショウガラゴ:モンキーフード(汎用)のほか、昆虫を多めに与える。

エサは、1日2回が基本です。

サルは、エサを食べ散らかす習性があります。

無駄が多くなるので、食事時間中、少しづつエサ箱に入れるとよいでしょう。

リスザルとアカテタマリンは昼行性なので、朝は多め、夕方は補助的に与えます。

オオガラゴとショウガラゴは夜行性なので、夕方が多め、朝は補助的に与えます。

運動量と馴らし方

リスザルはかなり活発な生き物。

運動不足で、足腰が弱るとサルらしい機能を十分に果たせなくなります。

「運動量の確保」が必要になりますが、飼い始めから広いケージで飼うと、好き勝手に行動するため、馴らすのが難しくなります。

最初は小さめのケージで飼い、首輪とリードを付けてケージから出して、徐々に馴らしていく方が無難です。

馴れてから広いケージに移すようにしましょう。

【ケージのセッティング】

  • ケージは、高さのある大きめのものが必要。
  • 登り木を入れ、しっかり固定する。
  • 巣箱を設置する(夜行性の場合は必ず)。
  • エサ入れ、水入れ(給水器でもよいを設置する。
  • 床は金網のもの(網目は細かく排泄物に触れないように)が必要。
  • 扉には鍵を付ける(簡単に開けて脱走してしまう)。

サル類は、トイレのしつけはとても困難(ほぼ不可能)。

またエサを触った手でケージを掴むので、ケージは毎日かなり汚れることを覚悟しましょう。

ケージの掃除は小まめに行わなければなりません。

清潔を保つには定期的に丸洗いも必要です。

しかし、サルが寝ているときは掃除は禁物。

驚かせることで音に対する警戒心を強めてしまいます。

掃除はサルの活動中に行いましょう。

気になる病気の種類は

サル類に多い病気をまとめておきましょう。

【サル類の病気】

  • ビタミンC欠乏症:歯ぐきの出血や関節炎などを起こす。食事にはビタミンCが欠かせない。
  • ビタミンD欠乏症:骨の軟化、変形などを起こす。日光の照射や栄養のバランスが必要。
  • 寄生虫:線虫、条虫の寄生:下痢や嘔吐、肛門周囲のかゆみなど(条虫)。
  • 結核:ミコバクテリウムの感染。倦怠感、慢性的な咳、食欲低下が主症状。人間へも感染する。
  • ヘルペスウィルス感染症:口唇部の潰瘍や結膜炎などを起こす。人間へも感染する。
  • ポックスウィルス感染症:全身、特に四肢と顔面に水泡や潰瘍ができる。人間へも感染する。

いかがでしたか?

サルは魅力的な反面、とても飼うのが難しい生き物です。

しっかりした知識を持ち、適切な環境をつくっていきましょう。


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