セラピードッグ【図鑑】。向いている犬種とその理由とは?

セラピードッグとは、「動物介在療法(アニマル・セラピー)」を行うために訓練された犬たちのことですね。
アニマル・セラピーの対象は、高齢者や障がい者、がんや精神病などの重い病気を患っている方、そして心を病んだ子供たちの教育や犯罪者の更生まで多岐にわたります。
セラピードッグは、さまざまな人々の治療やケア、そして教育に携わる、有能なセラピストと言えるでしょう。
セラピードッグに向いている犬種とは?
実際にセラピードッグになるには、長期に及ぶプログラムに参加し、たくさんのことを学ばなければなりません。
だから犬種による特性や性格による向き・不向きはとても重要な要素なんです。
ではどんな犬種がセラピードッグに向いているのでしょうか?
「向いている」というからには、それなりの理由があります。
犬は、人のパートナーとして暮らしてきた長い歴史の中で、さまざまな役割を担ってきました。
だから、その犬種ごとのルーツに大きく関係するんですね。
では、セラピードッグに向いている犬種とその理由についてみていきましょう。
抱っこされるのが大好き?
「抱き犬」として人を温めたり、「愛玩犬」として貴族に可愛がられるのが仕事だった犬種は「癒し系」セラピードッグとして最適。
マルチーズやチワワ、シー・ズー、そしてトイプードル、ヨークシャー・テリアといった小型犬は、お年寄りや子供にも扱いやすく、甘え上手で抱っこされるのも大好き。
癒し効果抜群のセラピードッグの素質十分です。
マルチーズ
- 原産地:マルタ
- 体高:20~25cm
- 体重:3~4kg
- 性格:甘えん坊で抱っこが大好き
チワワ
- 原産地:メキシコ
- 体高:15~23cm
- 体重:~2.7kg
- 性格:用心深くマイペース
シー・ズー
- 原産地:チベット
- 体高:~27cm
- 体重:~8kg
- 性格:喜怒哀楽が分かりやすい
トイ・プードル
- 原産地:フランス
- 体高:~28cm
- 体重:3kg
- 性格:賢くて遊び好き
ヨークシャー・テリア
- 原産地:イギリス
- 体高:23cm
- 体重:~3kg
- 性格:活発で少々がんこ
人が大好きでいつもフレンドリー
性格がおとなしく、人が大好きで、どんな相手にもフレンドリー。
陽気で明るく、子どもにも寛容で、大きな心で接することのできる犬種は「フレンド系」セラピードッグに向いているでしょう。
ゴールデン・レトリバーやキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、まさにその典型ですね。
ゴールデン・レトリバー
- 原産地:スコットランド
- 体高:51~61cm
- 体重:25~34kg
- 性格:温厚で子供が大好き
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
- 原産地:イギリス
- 体高:31~33cm
- 体重:5.4~8kg
- 性格:穏やかで社交的
頭が良くて人の役に立つのが喜び
群を抜いた理解力と判断力で、飼い主の最小限の指示にも従える、高い能力をもった犬種は「サポーター系」セラピードッグに向いているでしょう。
盲導犬や聴導犬としての高い実績があるラブラドール・レトリバーや牧羊犬の代表種ともいえるボーダー・コリーの実力はまさに折り紙付き。
きっと難しい状況にもうまく適応してくれるでしょう。
ラブラドール・レトリバー
- 原産地:イギリス
- 体高:55~62cm
- 体重:25~34kg
- 性格:とても賢く従順
ボーダー・コリー
- 原産地:スコットランド
- 体高:53cm
- 体重:14~20kg
- 性格:知的で人なつっこい
いかがでしたか?
これらの犬たちを自分だけのセラピードッグとして迎えるのも素敵ですね。
本稿があなたの愛犬選びの参考になりましたら幸いです。